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河合ちゃんはそう言ってくれるけど、ごめんって言われた私はもう何も考えられないんだ。
だって、後悔してごめんっていったわけでしょ?
河「…もっと話すべきじゃないですか?
あと、気持ち伝えるとか。」
Aさん、北山先輩に気持ち伝えてないんですよね?と言われた時、確かに私も好きという気持ち、伝えてなかったことに気づいた。
…伝えてなかったっていうより、わざと言わなかったんだけどね。
認めたくなかったのもあるし、好きだって言ったら関係が壊れる気がしたから。
「気持ちは伝える気ないよ。
もう、北山くんの事はいいんだ。」
納得いってない河合ちゃん。
でも、本当にもういいの。
河「玉森先輩は何なんですか?
最近やたらAさんにベッタリじゃないですか…。」
「あー、玉森くんはね。
実は、あの日告白されたんだ。
断ったんだけど、しつこくて(笑)」
そう言うと、またびっくりして固まってるし。
河「…Aさん、モテ期到来ですね。
まさかのあの2人に…。」
「北山くんは別として、玉森くんは自分でもびっくりしたよ。
だから正直気まずい(笑)」
河「そうですよね。
あの感じだと全然諦めて無いですもんね。」
玉森くんには申し訳ないけど、本当に玉森くんとは付き合えないよ。
だって2人は友達だしね。
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ランチを終えて、休憩室へと向かう。
河合ちゃんはニカちゃんの所へと行ったからひとり。
「玉森くん、いないよね?」
玉森くんがいないことを確認して中に入った。
ここ、禁煙だから北山くんも玉森くんも利用してなかったのに玉森くんは最近私がいると絶対来るんだもん。
「…はぁ。
疲れるなー。」
コーヒーを買ってのむ。
あと15分で休憩も終わる。
…なんだか最近一日がすごく遅く感じるんだ。
すると、誰かの話し声が聞こえてきた。
…この声は、玉森くん!?
私はとっさに自販機の裏への方へと回って隠れた。
玉「よかった、誰もいないやー。」
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時