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あの日から、ぱったりひろくんから連絡が来なくなった。
もちろん、仕事場では会うけど、家にも来ないし。
そのかわり、…玉森くん。
玉森くんがやけに絡むようになってきて。
玉「A〜。
これやって。」
玉「A〜。
俺もランチ行く〜。」
玉「A〜」
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河「玉森先輩、やばいですね…。」
「…やばいね。」
河「てか!
そろそろ教えてくださいよ!
あのふたりの事!
みーんな気になってるんです!!
Aさん!!」
前のめりで、ランチを食べるのを忘れてるみたいでぐいぐい聞いてくる。
…そうだよね、この状況気になってるよね。
でも、こんなこと言って引かれないかな。
河合ちゃんに嫌われちゃったらどうしよう。
「…もし、私のこと嫌になったら素直に言って?」
「前、残業終わりに二人で飲みに行くことがあって。
久しぶりに飲んだせいかちょっと酔っちゃってさ。
無理やりタクシー乗らされて、家まで送ってもらったあと
…いろいろありまして。
無理やりされたんだけど、みんなにいうとか言われたらいうこと聞かないとなっておもって、この間までうちで一緒に住んでたんだ北山くん。」
河合ちゃんはすごく驚いていて、固まっちゃってる。
そりゃそうだよね。
「で、私、どんどん好きになっちゃって。
でも、付き合おうとも言われないの。
ただ優しくしてくれる、的な?
気づいたら、仕事中も北山くんの事考えるようになってた。
どうやったら、好きって言ってくれるのかなってそればっか考えてた…
でも、北山くんは私のことなんてなんと思ってなかったんだよ…。」
一緒に暮らしてたことを思い出したら、河合ちゃんの前なのに涙が出てきた。
そしたら、
河「…つらかったですね。」
って。
河「北山先輩が…そんなことしたのは意味がわからないし、最低だと思います。
でも、私は信じますよ?
北山先輩がただチャラい男じゃないって。
それに、怒ってたじゃないですか。
心配して、怒ってたじゃないですか。
Aさんが早退した日も、ずっと時計見て仕事終わったらすぐに帰って。
…そんな人が、Aさんのことなんとも思ってなかったはずないですよ。」
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時