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47. ページ47

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あの日から、ぱったりひろくんから連絡が来なくなった。

もちろん、仕事場では会うけど、家にも来ないし。


そのかわり、…玉森くん。


玉森くんがやけに絡むようになってきて。



玉「A〜。

これやって。」


玉「A〜。

俺もランチ行く〜。」


玉「A〜」



.



.



河「玉森先輩、やばいですね…。」



「…やばいね。」


河「てか!

そろそろ教えてくださいよ!


あのふたりの事!


みーんな気になってるんです!!



Aさん!!」



前のめりで、ランチを食べるのを忘れてるみたいでぐいぐい聞いてくる。

…そうだよね、この状況気になってるよね。


でも、こんなこと言って引かれないかな。

河合ちゃんに嫌われちゃったらどうしよう。


「…もし、私のこと嫌になったら素直に言って?」



「前、残業終わりに二人で飲みに行くことがあって。

久しぶりに飲んだせいかちょっと酔っちゃってさ。

無理やりタクシー乗らされて、家まで送ってもらったあと


…いろいろありまして。


無理やりされたんだけど、みんなにいうとか言われたらいうこと聞かないとなっておもって、この間までうちで一緒に住んでたんだ北山くん。」


河合ちゃんはすごく驚いていて、固まっちゃってる。

そりゃそうだよね。


「で、私、どんどん好きになっちゃって。

でも、付き合おうとも言われないの。

ただ優しくしてくれる、的な?


気づいたら、仕事中も北山くんの事考えるようになってた。

どうやったら、好きって言ってくれるのかなってそればっか考えてた…

でも、北山くんは私のことなんてなんと思ってなかったんだよ…。」



一緒に暮らしてたことを思い出したら、河合ちゃんの前なのに涙が出てきた。

そしたら、


河「…つらかったですね。」


って。


河「北山先輩が…そんなことしたのは意味がわからないし、最低だと思います。

でも、私は信じますよ?

北山先輩がただチャラい男じゃないって。


それに、怒ってたじゃないですか。

心配して、怒ってたじゃないですか。


Aさんが早退した日も、ずっと時計見て仕事終わったらすぐに帰って。


…そんな人が、Aさんのことなんとも思ってなかったはずないですよ。」



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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時

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