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玉森くんに怒ってしまった。
玉森くんは下を向いてこっちを見ようともしてない。
「…ご、ごめん!
私…。」
冷静になって自分最低だったなって思った。
玉森くんは私を心配してくれてるのに。
玉「…俺はお前が心配なんだよ!
仕事でも上手くいかなくなって、プライベートでもいいこと無くてこのままだとボロボロになるよ?
無理しすぎなんだよ。
…だから!
俺に頼れよ。」
抱きしめられたその体は凄くあったかくて、私は声を出して泣いていた。
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玉「…落ち着いた?」
数分して、涙も出なくなって少しスッキリした。
「うん。
…ごめんね。」
玉「いいよ。」
ニコって笑う玉森くん。
すごく優しいんだね。
「…なんで私、玉森くん好きにならなかったのかな(笑)
北山くんより玉森くん好きになればよかった。」
玉「認めるの?
みつが好きだって。」
「…うん。
でも、北山くんはそうは思ってないから。
もうこの関係、終わらせないとね。」
玉「…」
「今日、しっかり話すよ。
私、仕事手抜きたくないもん。
やっぱり仕事が一番だから!」
玉「ふーん。」
「玉森くん仕事あるのにごめんね…。
あと、返事だけどそんな急に好きになれないし
…ごめんなさい。」
玉「まぁ、そうだと思った。
大丈夫、俺のこと好きにさせるわ。」
「!?」
玉「だから、また告る。
で、ハッピーエンドみたいな?
みつなんて一生独身でいればいいよ。」
そんなことを言うから笑ってしまった。
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私は半休を使って帰ることにした。
玉森くんに本当にごめんねっていったら、
玉「俺は期待もされてないし普段サボってるから大丈夫」
って。
それはそれでよくないんだけどね。
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時