30. ページ30
.
冷静になってみる。
そもそも私、ひろくんの事好きって思ってたけどそれって本当なのかな？
優しくされて、関係持っちゃって、一緒に住んでるから勘違いしてるだけかもしれないじゃん。
…そうだよ、一瞬好きだって思ったけど、ただの勘違いだったんだ。
自分にそう言い聞かせて、実家までの電車を調べた。
…やばい。
駅までついたとしてもそこから家までのバスがもう無いじゃん。
｢どうしよ、戻りたくないのに。｣
戻りたくなくても、戻るっていう選択肢しかない。
私は仕方なく、自分のマンションへと帰ることにした。
最寄りの駅につく。
ひろくんに、会いたくないのになぁ、なんて思ってるけど実際は会いたいって思ってる自分もいて。
…結局まだわかんないってことだよね？
そう言い聞かした。
｢…うそ。｣
改札を通って出口に向かったら、扉でもたれかかって携帯が待ってる人がいる。
｢ひろくん…。｣
北｢…あー！
やっと帰ってきたし。
遅い！
危ないだろ、こんな時間！｣
｢何でいるの？｣
北｢何でって、危ないじゃん。
お前酒飲んでるみたいだったし。｣
そういうと、すっと私の手を取って歩き出した。
北｢あんまりさ、心配かけんなよ。
連絡ぐらいしろよ一緒に住んでんだから。｣
｢…ごめん。｣
北｢ん。
ほら、帰ろ？｣
やばい。
やっぱり勘違いじゃないみたい。
だって、迎えに来てくれてただけで凄く嬉しいんだもん。
付き合ってないけど、今すぐ抱きつきたいっておもっちゃつたんだよ？
…やっぱり、私好きなんだ。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 747人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：yun
| 作成日時：2017年4月11日 0時
