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起きたらお昼すぎだった。
二日酔いも覚めてきて、少しお腹が減ってきた。
簡単にパスタを作って食べる。
そして、テレビをつける。
…久しぶりだったな。
昨日のことを思い出したら恥ずかしくなった。
約6年ぶりに誰かと一つになったわけで。
久しぶりのソレはかなり良くて。
自分が女だったんだって改めて気付かされた。
「…私も馬鹿だな。」
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スーパーへ買い物に行ってまたゴロゴロして。
本当にやる気も起きない。
明日も何もすることないし。
明後日が憂鬱すぎて嫌になる。
毎日顔見るわけだよ?
辛くない?
そんな時、玄関からガチャガチャと鍵の開ける音がした。
「…!?
え。
何!?」
北「よーっす。」
ずかずかとリビングへと入ってきたのは、今朝まで一緒にいた北山くんだった。
「え!?
なんでまた来たの!?」
北山くんは、両手に持っていた荷物を下ろしてソファーに座った。
北「俺、ここ住もうかな〜って。(笑)
だから荷物持ちに帰ってた。」
…またすごいことぶっ込んできたよこの人。
理解できないんですけど!?
「なんで?
ここに暮らす必要ないじゃん。
私、やだよ。
…今日のは事故だから。」
北「は?
事故じゃないし。
あんなに感じてて、事故とか言えるわけ?(笑)
俺さ、引っ越したばっかじゃん?
移動が急だったから家見つけてなくて、友達の家に住んでたんだけど。
やっぱ彼女いるやつだから気まずいしさ。
だから、ここに住もうかなーって(笑)」
「わたしの許可とってないじゃん!
そんなの、無理だからね?」
北「鍵くれたんだし、よくね?
お前が用事ある時とかは出てくからさ。
もちろん家賃とか払うし。
良くない?」
だって。
北山くんはいいかもしれないけど、私は良くないよ。
だって、無理やり抱いた最低な奴と一緒に住むなんて、無理だよ…。
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作者名:yun | 作成日時:2017年4月11日 0時