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梅雨入りが発表されて毎日雨が降るか、晴れてもジメジメ暑いかの繰り返し。
もう少しで夏が来るのか、なんて思う今日この頃。
やっぱり先生と関わりを持ちたい私は、授業で分からなかったところを質問しに行ったり、手伝いをしたりと私の日々はやっぱり先生中心のまま。
ある雨の日、天気予報は大ハズレ。
朝から爽やかなお天気お姉さんが「今日は傘は必要なし！久々にお洗濯物も乾くでしょう！」なんて笑顔で言ってたから、やったー！手ぶらー！なんて思って傘持ってこなかったのに。
折り畳み傘も先週の夕立で使って乾かしたまま入れるの忘れてたよ。
流石に濡れて帰れないと思って生徒会室の貸し出し傘を借りに行ったのに、全部出払っちゃったと役委員の友達に言われて渋々昇降口まで来たけど。
…これいつ止むの？てか、止むの？
お天気アプリで雨雲の動きを見るけど、二時間くらいは止んでくれないみたい。
どうしようかなぁ、友達の部活終わるの待とうかなぁ。
ボーッと落ちてくる雨粒を眺める。
「倉科？」
その声にときめきつつ、平然を装って振り返る。
「なに、そんなとこで、どした？」ってポケットに手を突っ込みながらそんなに大っきくない背を私に合わせて屈むように、隣に並ぶ。
「降ってるなー」って眩しくない曇り空を眩しそうに覗く先生。
「んで、何してるんすか倉科さん」
「傘忘れちゃって。生徒会の貸出傘も売り切れで」
「ははっ、それなんの意味もねぇじゃん」
また眩しそうに空を仰ぐ先生。
太陽なんて微塵も出てないよ、先生。
心の中でそう呟く。
「あ、傘あるわ」
「え！」
「俺の置き傘、使う？」
「え？」
.
先生に連れられて職員室の前で待つ。
少しして職員室から先生が出てきてホイとビニール傘を差し出した。
「あの、取ってきてもらってアレなんですけど、これじゃあ先生が濡れちゃいますよ」
「あー、いいのいいの。俺車通勤だから」
「そうなんですか？！」
「いいだろー、大人の特権ー」なんて楽しそうに言う。
またそうやって“大人”って線を引く。
ちょっとモヤモヤした気持ちになったけど、先生から借りた透明の傘をポンと開いて握りしめるとそんなこと雨と一緒に流れ落ちて行くみたいだった。
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
