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自分で授業を始めて3日目。
ちょっとだけペースを掴めるようになって授業終了より早く今日の分の授業が終わった。
残り十分程度。
私だったらここで次の所を詰め詰めでやられて中途半端で終わるより、もちろんちょっとした空き時間の方が嬉しい。
七海先生にフリータイムを設けていいか聞くとあっさり快諾。
「みんなの授業態度ががいいので十分くらい時間ができたので、自由にしていいです」
私のその言葉にクラスはドッと湧いた。
「あ、携帯とかはダメだからね！」そう付け加えると「えー！」と声が揃う。
携帯をポケットから取り出していた子達は渋々元のあった場所に戻す。
「じゃあ何かお話しようか。最近の若い子のよくやることとか教えて？」
「若いって先生も十分若いじゃん！」
その言葉に「確かにー！」と笑い声。
嬉しいよ、５つも離れてる子達にそう言われて…。
「先生は何で先生になろうと思ったの？」
窓際の席の女子生徒が手を上げてしてきた質問。
その質問に私の頭には高校生の時の記憶が再生される。
“わかんねーんならわかんねーままでいいよ。
お前らが悔しい、覚えたいって思わなきゃ教えたってなんも身に付かねーでそのうちこぼれ落ちんだからなぁ”
そう言ったあろま先生。
先生に褒められたいから数学を必死に勉強した。
人間やればできるんだなって思えた。
そう思わせてくれた先生に憧れて、
そんな先生が大好きで、
先生が私にくれたような気持ちを私も誰かに伝えられたらいいなって。
きっかけは不純かもしれない。
でも、今はそれ以上に純粋に教師という職業に就きたいと思える。
私はひとつ、先生にもらった言葉を思い出しながら言葉にした。
「先生らしくないよね？…でも私の尊敬する先生…」
そこまで話して、なに語ってんだ！と自分で自分にツッコミを入れる。
「ごめんね、変な話しちゃったね！そろそろ終わりの時間かなー」
あはは、と笑いながら黒板を振り返り板書を消す。
「倉科先生、頑張ってね！」
背中から聞こえた声に振り返ると菊池くんがガッツポーズをして、その手をピースに変え胸の前に突き出した。
そんな菊池くんに便乗し他の子達も頑張れと言ってくれる。
こんなドラマみたいな風景ありえるの…！
少し感動しながらふと菊池くんに目を向けるとなんとも言えない、辛そうな表情をしていた…気がする…。
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007(プロフ) - 有馬さん» ありがとうございます！では早速…♪ (2018年12月24日 6時) (
レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 007さん» もちろんいいですよ〜！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
有馬(プロフ) - 千平さん» お返事遅くなりすみません。不愉快とか思ってないですよ！私もぽいかな〜？って考えながら書いていたので笑 ありがとうございます！ (2018年12月23日 20時) (レス) id: adf3e71480 (このIDを非表示/違反報告)
007(プロフ) - fbさん以外のmsspメンバーのフルネーム、ここから取ってもいいですかね…？ (2018年12月23日 20時) (レス) id: 378ccf97ed (このIDを非表示/違反報告)
千平(プロフ) - 有馬さん» いえいえ!!!!!そういう訳じゃないです!!!!!こちらこそ不愉快に思われましたらすみません、削除させて頂きました 頑張ってください (2018年8月23日 17時) (レス) id: e2b806019f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有馬 | 作成日時：2018年5月24日 19時
