甘えんぼ彼氏とその彼女！

甘えっ子はーち ページ10

Aside



ロイ「A〜あーんして？」



貴「うぇ！？」






あの事件が起きてから約1ヶ月。ロイはほぼ毎日私にベッタリと引っ付いた状態だ。



貴「ねぇロイ。その……恥ずかしいんだけど」



ロイ「ぜんぜん？」


ロイに聞いてないっ！




貴「私が恥ずかしいのっ！あーもぅっ！離れてっ」




葵「ロイ君すっげー」




百「本当ですよね。あそこまで引っ付くとは…Aちゃんあんなに嫌がってるのに」




赤「ロイ君てSだったんですね。てっきりMかと……」




葵「てゆーか、Aちゃんは別に嫌がってないっしょ？だってMだし」





え、えむっ！？なんで私Mになってるの？！







ロイ「MのAちゃん、実はあーんなことやこーんなことがしたいんすかー？」





貴「しないし私はMじゃないっ！」




葵「気にしなくていいよ、今から帰るしー？」



いろは「葵さん、レンタル彼氏です」


葵くんはよほどからかいたかったのか、しょんぼりとしたまま外へ出ていった




葵「俺もAちゃんからかいたかったーー！！」




外から聞こえてくるってどんだけだよ





赤「で、でもこんな所でするのは流石に……」




貴「そうだよッ」




ロイ「家ならいいってことっすかー？」








よくねぇよ！？


貴「よ、よくなからっ！でも…キスだけならいい、かも？」




百「うわぁ、Aちゃんって時々爆弾発言しますよね」



赤「うん」





ロイ「いいの？ふっかぁーいのだけど」





挑発するように聞いてくるロイに少しカチンとくる






貴「い、いいもんッ！それくらいどうってことないし」



そう言いつつも顔は紅潮していく








ロイ「でも………




みんなの前でAの可愛い姿見せたくないから家で、ね？」




耳元で囁かないでくださいッ









ドキドキして、また惚れ直しちゃう…！

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