甘えっ子なーな ページ9
貴「あのぉ手当終わったんでそこどいてくんない?」
目の前にはロイ、背中にはベッド。いわゆる膝枕押し倒されている状態だ
貴「どいてくださーい、ロイさん……んっ!ぷはっ」
いきなりキスをされ、少し…否、かなりびっくりした
ロイ「馬鹿なの?確かに俺はAの前職なんか知らない。けど、なんで危険な場所に行った?それも自分から。普段のAなら絶対にしない行動っすよ?」
ロイは、怒鳴ることも叩くこともせず、ただ静かに怒っている
きっとなんで行ったのか知っているのだろう
あえて黙っているのであって、お兄ちゃんが関わってる事も知っているのだろう
ロイ「次こんな事したら、仕事に来させない」
貴「仕事に私情は……!」
ロイ「先に持ち込んだのは、Aだからね。'お兄ちゃん'に会いたかったとか言ったら、本気で退職してもらうっすからね」
どこまでも私の心配をしてくれるロイに涙腺が緩む
貴「ごめん……っなっさいっ!」
ロイ「俺の気も知らないで勝手に行って怪我して……馬鹿でしょ本当。でも、それも可愛いって思っちゃう俺はA依存症?」
貴「私だってヒックロイ依存症っだもんっ!」
泣きながら言い返せば、笑いながら涙を拭ってくれる
ロイ「これからは無茶しないでよ?ってかする時は俺も一緒に行くから」
貴「絶対に無茶しないです!」
だから、嫌いにならないで……?
ロイ「絶対にだよ?……嫌いになんかならないからさ」
その後の記憶は全くなかったです
ロイside
何このデレtime
怒ってんのに頬緩みそうなんすけど
涙の跡を頬に残したまま寝ているAにキスを落とし、願いを込めて呟く
ロイ「頼りないとかは、いうなよ?自分が一番自覚してるから。お兄ちゃんがどうだろうと何をやっていようと俺はAのことを嫌いにはなれないんだから」
ロイ「愛してる」
そうしてまた、キスを1つ落とした
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恋花月(プロフ) - 1000hit越えありがとうございます!読んでくださっている皆様に感謝感謝です!! (2016年12月13日 22時) (レス) id: 8c52c13e60 (このIDを非表示/違反報告)
恋花月(プロフ) - シュークリームポットさん» 初コメントありがとうございます!これからもよろしくお願いします!! (2016年11月17日 22時) (レス) id: 8c52c13e60 (このIDを非表示/違反報告)
シュークリームポット - とても面白いです!!これからも頑張ってください! (2016年11月15日 20時) (レス) id: 44aa7daa19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SMILE☆Fool | 作成日時:2016年11月10日 1時