甘えんぼ彼氏とその彼女！

番外編！ ページ6

Aside


今日は仕事が休みだ
実際はあの仕事に休みなんかないのだけれど、赤辺さんが旅行に行かせてくださいとか何とか言ったことにより私とロイも行くことになったのだ


正直、ほんわかなんて全然してない。ここに来てからはずっと腰の痛みとの闘いだ



貴「ね、ねぇロイ。腰が痛くてベッドから動けないんだけど……」



ロイ「うん、だよねー」



そんな私をさっきからず〜っとスルーし続けるロイ



貴「ご飯食べたい」


ロイ「モノの言い方がなってないんすけどー」



やっとこのクソ野郎の狙いがわかった

ニヤニヤしてこっちに向き直ってきたクソ野郎を睨みつける



貴「アンタのせいで腰が痛くてご飯が食べられないから食べさせて」


ロイ「なんで腰が痛いのかロイ君わかりませーん」




それ言っちゃダメだろ



貴「と、とにかくご飯！！」



お願いだから、早く諦めてっ……！




ロイは少し悩んで、ゆっくりと口を開いた


はよ言えや！



ロイ「しっかたないなぁー。このままじゃ埒が明かないから、こうしよう！」




ロイ「1回の失言により〜、1回キスしまーす」



貴「い、嫌に決まってるでしょ！？」


私が言葉を発した瞬間、



ちゅっ




リップ音が響いた
でも、それだけでとどまるはずもなく、口の中に舌を入れられらる


貴「んっ……んぅ………！ぷはぁッ」



目の前にはニヤニヤとした誰様おれ様魔王ロイ様


……しまった
これじゃあまんまと罠に嵌ったようなものじゃないか


ロイ「あらららー、言わなくていいんすかー？」



貴「っ………こっ腰が痛くて動けないので、わたしにごはんをたべさせて下さい…！」



屈辱……！！！



ロイ「仕方ない、食べさせてあげるっすよー」



貴「な、なんで近づいてくるの？」


ロイ「口移し♡」







動けなかったわたしは、今日1日このまま屈辱ゲームをするハメになった

甘えっ子ごー→←甘えっ子よーん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す