いつだってそばにいて (ページ30)

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かぜっぴきページ30

優太

「んーーーんっ！」

「んはは、なんでそんな泣いてんの紫耀笑」

なんて呑気な海人だけど全然笑い事じゃない。

「れん......？」

「廉はお熱出てしんどいから会えません。」

「あーーーーー！！」

もう朝から何度もそう説明するけど、そのたんびに納得できないって感じで泣き叫ぶ紫耀。

んーでもこればっかりはどうにもならないもんな、

「廉とは明日会おうね。」

って言っても、首をブンブン横に振る、

せっかく休みの日だもんね、遊びたかったね、

したら、俺の手を握ってドスドスとどこかへ向かう。

どこか、っつっても、どうせ、、

ほら、廉の部屋笑

部屋に突進してこうとする紫耀を慌てて捕まえて、両肩をガッチリホールド。

「紫耀、お話ちゃんと聞いてください。」

「廉は今日お熱です。しんどいから会えません。わかる？」

「いやっ！」

「嫌じゃない、」

って紫耀との攻防を続けてると、

ガチャンとドアが開く、

「ちょっばかおまえ、何出てきてんの！」

冷えピタにマスク、真っ赤っかな顔の廉。
に、ドーンと突進する紫耀。

「わっ」ってふらつく廉を見て冷や汗をかく。

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