あの子と友達になる方法 ページ36
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「しんたろー！今日の日替わりやばいよ…知りたい？」
「なになにA！ムカつく顔やめて。早く教えてー！」
「さりげなく悪口いってる？」
友達の友達、っていう距離感のAちゃん。いつも慎太郎やらしょっぴーやらと楽しそうに話してる。けど、俺は話したことがない
「なーんと！目玉焼きハンバーグでーす！はやくいこーよー！」
「うっわ。食うしかないやつだ、それ」
まるで子犬のようにキャッキャとはしゃいでる。ちょっとかわいい。慎太郎は可愛くないけど
そんなAちゃんがいま。合同コンパの会場にいる。意外だな、と思ってしまう
「えーっと、Aです。教育学部です。こんにちは」
「こんにちは！って！合コンで挨拶？Aちゃんうけるね！」
やはりAちゃんは面白い子だな、と感じる。ついついいじるように話しかけてしまうが、曖昧に笑われただけだ。え？この子もっとケラケラ笑ってない？
「Aちゃん慎太郎たちと仲良いよね？俺もよく遊ぶのよ！」
「あー…そうなんですね。田中くん交友関係広そうですもんね」
「しょっぴーともよくふざけあってるでしょ？いじられて嬉しそうにしてるよ。しょっぴー！」
「そうなんですよー。翔太はいじられて輝きますね」
会話はテンポよく進んでる、と思うが崩されない敬語に心の距離を感じる。慎太郎たちと笑ってる姿しか見たことない俺は驚きを隠せない
「あ、ごめん。ちょっと席外すねー」
見計らったかのような母親からの電話。何となく無視はできない。今度帰ることもいっておこう
「あー、来週かえるわ！晩御飯エビフライがいい！」
普段通りの会話をして振り返ればAちゃん。ポカン、としてる。口開いてるよー
「た、たなかくん？お母さんですか？」
「あー、うん。俺ん家兄弟も多いし、家族仲いいんだよね」
少し恥ずかしくて濁して伝えるとAちゃんはなぜか拍手をしてきた。なにこれ
「た、たなかくんは現代のオアシスですね」
「え？ん？なにいってるの？」
「…！！！すみません！なんでもないです」
その後は逃げるように席にかえるAちゃん。急にもじもじとしたかと思えば目も合わせてくれなくなった
ただ俺をちら、とみつめる視線には嫌悪感はない。友達、というものになれる日も近いのかもしれない
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まめこ(プロフ) - ゆーしいさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます！更新停滞しないように頑張ります！ (2021年7月11日 14時) (
レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーしい(プロフ) - ドキドキやばいです、、！にやにやしながら最新話よみました、、！更新たのしみのまってます！ (2021年7月6日 0時) (レス) id: 3150e2c301 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - 真田丸さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…。恐れ多いです…！こまめに更新できるようにがんばります！ (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
まめこ(プロフ) - なっちゃんさん» コメントありがとうございます！こまめに更新できるようにがんばります！ (2021年5月30日 14時) (レス) id: 08ec96d6c5 (このIDを非表示/違反報告)
真田丸 - 今まで読んだ占いツクールの小説の中で一番好きです！最高です！なんでこんなに面白いお話を書けるんですか…？ (2021年5月30日 1時) (レス) id: 36025043ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まめこ
| 作成日時：2021年5月16日 15時
