青い海と赤い太陽２ (ページ42)

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貴女サイド

ﾃﾞｭｰｽ「…それがよ1人もいねぇんだ。1度船に戻って治療した怪我しかねぇんだ。それに俺もAが吹き飛ばされてそのあとの記憶がねぇんだよ。」

怪我人が1人も居ない？そんなはずないわ。だって隊長クラスと対戦したのだから怪我人の1人や2人いてもおかしくないはず…
まぁでも怪我人がいなくてよかったわ。

デュースが大部屋に戻り、私は1人でエースの看病をしていた。

貴「なかなか熱が下がらないわね…」

額のタオルを取り、手を置くとまだいつもより高い熱が伝わってきた。

ﾊﾟﾁｯ

ｴｰｽ(…頭がクラクラする…なんだこれ…)

貴「っ!?エース、目が覚めたのね!!」

するとエースがタオルを絞った冷たい私の手を握り頬をすり寄せた。

ｴｰｽ「…冷たくて気持ちい…」

貴「…可愛い♡♡」

えっ待ってこれは可愛すぎない？←ちょいちょいキャラ崩壊してるwwByあずき

ｴｰｽ「ｽｰｽｰ」

…寝た？でもよかったわ。少しでも目が覚めて…
私は手を離し、毛布を掛け直した。

貴「おやすみなさい、エース」

そっとエースの頭を撫で、私は本の続きを読み始めた。

ｽﾞｷﾝﾊﾟﾁｯ

私は体の痛みで目が覚めた。あ～あの後本を読んでそのまま寝落ちしちゃったやつね。

椅子に座ったまま寝たせいで体中が痛い。私は体を解したあと、エースの体温を測った。

貴「…まだ、高いわね…」

体温計は38.4度を指していた。

すると、船がぐらんと大きく揺れた。