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俺は今日もあそこへ行く。
飲食店でもしたことないのに
今の俺はまさしくその店の常連で足しげく通っている。
自分でもどうしたものか。
別に楽しいわけでも
雰囲気がいいわけでもないのに。
CM「こんばんは、Aさん。」
「こんばんは。」
それでも少しづつではあるけど
俺と彼女の距離は間違いなく縮まってる。
CM「今日は寒いですね。Aさんは大丈夫ですか？俺はちょっと風邪気味です。」
「私はあまり風邪をひかないので。」
CM「馬鹿は風邪ひかないってやつ？(笑)」
「…ふふ、そうかもしれません。」
お、ちょっと笑った。
この手の冗談は好きみたいだ。
CM「Aさんは勉強好きですか？
俺は好きでしたけど、大学であまり勉強しませんでした。」
「そうですか。私も好きですよ。」
Aさんは答えると裏手に服を取りに行ってしまったけど、
俺はひとりでに浮かれていた。
彼女と共通するものがある、これだけで。
彼女は俺の質問に答えてくれる。
決して余分なことは話さないけれど。
けど今の俺にはそれで充分だった。
「確認お願いします。」
CM「ええ。
…完璧。文句の言いようがありません。」
「良かったです。」
こう言えば、必ず微笑む彼女。
どのタイミングで何を言えばどう返ってくるか、大体はわかってるつもりだ。
少しでも君に近づきたくて
タメ口や冗談使って反応を見てるから。
CM「じゃあまたお願いしますね。」
「はい、お待ちしております。」
例え今日みたいに服を取りに来るだけの用事でも、また来ると必ず言って。
少しでも意識してもらうように。
焦らず、ゆっくりと。
一つ一つ丁寧に彼女のことを知りたいんだ。
CM「おやすみなさい。Aさん。」
「おやすみなさい。」
クリーニング屋を出て
向かえに路駐した車に乗り込む。
少し春風の様な暖かい風が混じってきた。
それでも今は夜だから寒いけど。
…わかってる。
俺は彼女に恋してる。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
