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嫌な考えが頭をよぎる。
今朝、私が離れていきそうだと不安そうなチャンミンさんが考えていたこと。
それは私でない誰かと結婚するから？
……そんなの嫌だ、嫌だ。嫌すぎる。
じゃあこれまでの私達は何だったの？
私は2番目？それとも会社のため？
どうしようもない想像が脳裏を駆け巡る。
それと同時に自分を上手くコントロールできなくなっしまった私の脳は勝手に涙を流し続ける。
CM「…Aさん。」
温かいコーヒーを持ってきた彼は私とは違ってすごく落ち着いていた。
それは怖いぐらいに。
嫌だ、やめてくれ。
そう言いたかった。伝えたかった。
でも泣きじゃくる私は何も言うことも出来ず、ただその声を聞くだけ。
CM「Aさんに許可も得ず、勝手に、先にこういう形で耳に入ってしまったことを許してください。」
以前、彼が私に想いを伝えてくれた時のように私の両手を握った。
あたたかい彼の手に心が温まっていく。
震える私の肩が落ち着き始めたのを確認すると、それは優しい瞳で彼は言った。
CM「僕と結婚してください。」
「………………え…」
まさに大どんでん返し。
私の感情バロメーターが馬鹿みたいに上がる。いや、それは収まるところを知らないみたいで、とにかく、色んな感情が大放出してる。訳が分からない。
CM「はは(笑)
俺がAさんを泣かせてるのは間違いないけど、Aさんが泣き虫なのも間違いないね。」
私を抱き寄せ、背中をさするように叩く。
まるで子どもをあやすみたいに。
私はと言うと、放心状態でされるがまま。
彼とは大違い。
CM「絶対、なんて無責任な言葉は嫌いだけど。｣
「………、」
CM「でも絶対。
俺にとって、後先考えてもAさんを超える人はいないよ。」
「………。」
弧を描くように、特に右目を細めて。
そして優しく響く、大好きな声。
CM「僕と結婚しましょう。」
「………はいっ！」
思いっきり彼に飛びついた。
勢いで側にある机に足が当たってコーヒーが零れてしまったけど、そんなこと後でいい。
ただただ嬉しくて。温かくて。
こんなことが私にあっていいのかと思ってしまうぐらい計り知れない幸せの雨が降り注ぐ。
CM「ほんとに泣き虫さん(笑)」
きっと私とって最上級の幸せをくれるのは他でもない彼だけで。
それは今後も絶対に変わることはない。
「…愛してる。」
CM「俺も。愛してる。」
この幸せが、ずーっと続け。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
