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私が手を離そうとしたらぎゅっと力が入った。
「おはよう？」
CM「…ん。」
寝起きはあまり良くないチャンミンさん。髪の毛もボサボサで普段の彼の姿とはかけ離れる。
「朝ごはん、作ってきますね？」
そう伝え、絡まった指を離そうとすると彼は「…んん」と唸り声を上げいとも簡単に私を引っ張る。
そして私を自分の胸の中にしまうと、満足そうに大きく息を吐いた。
昨日からそうだけど、いつになく甘い。
CM「…Aさん。」
「はい。」
CM「……おはよう。」
「ふふ、おはようございます。」
私を１回ぎゅうっと抱きしめると離してくれた。そして目を瞑りながらゆっくり口を開いた。
CM「ねぇAさん、」
「はい。」
CM「………ずっと一緒にいてくれる？」
「え？」
CM「ううん、ずっと一緒にいよう？」
「……、」
ボソボソと呟くように彼は言った。
いつも自信満々な彼が、どうしてこんな弱々しく言うのだろう。
ノーと言うはずがないって伝えてきたつもりだったのに。私は何をして彼を不安にさせてる？
「チャンミンさん？」
CM「Aじゃなきゃ…ダメなんだ…。」
目が虚ろに開くと私をじっと見つめる。
お互い至近距離で横になってるから目をそらすこともできなくて、彼の不安が手に取るように伝わってくる。
「チャンミンさん。」
CM「…うん。」
「私がいつ離れるって言いましたか？」
CM「…言ってない。」
「そうでしょ？
この前も言ったけど、そんな気はありません。だから不安がらないで。」
CM「……、」
「ね？私たちずっと一緒にいよう？」
CM「…………ん。」
彼のボサボサの前髪をかきあげて、額にちゅっとキスを落とす。
あれ、私ってキス魔だっけ？
なんて思いながら今度は私が彼を胸に抱き寄せる。
彼が何を思って不安になったかわからないけど、わからなくなったらその度に伝えればいいと思う。
愛してるってことを。
＊
結局寝てしまい起きたら1時近かった。
チャンミンさんはいつの間にか隣にはおらずリビングに行くとコーヒーを飲んでいた。
CM「よく寝てたね。」
「はは、ぐっすり。」
CM「コーヒー飲む？」
「お願いします。」
顔を洗ってソファに座るとワイドショーがやってた。あまりチャンミンさんはテレビを見ないから珍しいな。
そう思いながらぼーっと見ていたは次のスクープに目が飛び出しそうになる。
【シムチャンミン社長、ついに結婚！】
なに、これ…。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
