Anytime.*･ﾟ ページ28
明るい日差しの中、
真っ青な芝生の上を歩く。
久しぶりに感じるこの穏やかな空気に自然と心も癒される。
「えっ、チャンミンさん？」
以前は結んでいた髪も下ろして、スウェットではなくスキニーを履いてる彼女。
驚いて大きな声をだしたってのに、
急に周りに目を光らせてコソッと俺のところにやって来た。
「どうしたの？こんな所で？講演会？」
口数が多いタイプじゃないのにやたらと聞いてくる彼女に笑いが込み上げる。
CM「違うよ(笑)
Aさんを迎えに来たの。」
恋人なら当たり前のことなのに
とぼけたような表情になる彼女。
CM「Aさんは俺の彼女でしょ？違うの？」
どんな反応するかって、ちょっと意地悪してみたくなって強めに言ってみる。
「え、あ、いや、もちろん。
そうなんだけど…」
CM「迎えに来るの嫌だった？」
「そんなことないです！
ただちょっと…驚いちゃって…。」
CM「驚いちゃって？」
「…チャンミンさん、最近忙しいから。
しかも大学にいるなんて想像出来なかった。」
寂しい思いをさせてるんだなと思う反面、
少し目を泳がせながら、ちらちらと俺の目をみる彼女が無性に愛おしく思えて。
人前では恥ずかしくてあまり腕を組んだりしないけど、
CM「ここ俺の大学でもあるんだけど？
はいお嬢様、エスコートします(笑)」
たまには催促してみたり。
なのにAさんは、
「え、恥ずかしいです…！
大学の友達に見られそうだし…」
って拒絶するもんだから一気に心が沈む。
彼女の性格を考えればわかるけど。
でもなんだか。
「えっとー…チャンミンさん？」
きっと不貞腐れた俺の態度からすぐ察しただろう彼女は1人あたふたし始めた。
わかってる。人前で拗ねるとかダサい感情を表は出さないようにしてきたのに、
優しい彼女の前では甘えきっている自分の存在に。
でも素直に出せるのは君だけなんだ。
だから許して欲しい、
なんてそこれそ甘えだけど。
「…今からどこに行きますか？」
でもさ。
控えめだけど腕を組んでくれる彼女は
いつもどんな俺でも受け止めてくれる。
CM「……(笑)」
「どうしたの…？」
CM「ううん、何でもない(笑)」
こういう時に人って
愛おしいって感じると思うんだ。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
