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キュヒョンさんは暫く固まっている私を見て面白そうに笑うと
KH「見ないうちにすっかり肌艶も良くなって、雰囲気も明るくなりましたね。」
「あ、ありがとうございます…。」
ゆっくりカウンターの前へ歩いてきて
そして肘をついて私を凝視するように見る。
その視線を前に、私は為す術がなくなる。
だってなぜ急に来たのか理由がわからない。最近はキュヒョンさんの分も彼が持ってくるから用なんて無いはず。
私の頭が必死に回転しててもわからない。
KH「最近寝れてます？」
「薬に頼らなくなるぐらいには。」
KH「ははっ、それはすごい(笑)」
また面白そうに笑ったと思ったら今度は真剣な顔つきになって。
あまりキュヒョンさんのそういう顔を見たことがなかったから萎縮してしまう。
KH「さっきのチャンミナの車ですか？同じ車がここに止まってるのを見て。」
「…はい。」
KH「へぇ〜…やっぱり。｣
意味ありげな物言いにどんな意味が隠されてるか気になったけど、聞くのはやめた。
嫌なことだったら聞きたくないもの。
KH「ねぇAさん、」
親友ってやっぱり似るものなのかな。
2人ともこの後に大事な言葉が続くんだろうって時は必ず「ねぇAさん」って。
それを聞く度、私はドキドキするんだよ。
KH「あいつのこと、好き？」
「……、」
きっと、そんなことだろうと思ったけどいざ聞かれると言葉が出ない。
それもそんなことだろうと思ってたけど。
でも、キュヒョンさんは何度も言い直すことなくただじーっと私を見てるから。
何か言わなきゃ、そんな精神になる。
「………はい。」
キュヒョンさんはそれを聞くと今度は優しげな笑顔を見せてくれた。
KH「ん、そっか(笑)
じゃあ店を閉めましょう。」
「…え？え？」
KH「ほら、早く。」
「はい…。」
やっぱり親友は似てる。
有無を言わせない雰囲気を出すんだもん。
それも驚いた様子もなく。
私なんて自分自身が絞り出した声に1番驚いてるのに。彼の親友である人にこんな宣言して。
一体悩みはどこへ行ったの？
KH「よし、行きましょうか！」
「あの、どこへ…？」
促されるがままにキュヒョンさんの車に乗って。シートベルトを閉めて、慌ててキュヒョンさんに行き先を確認する。
そして彼は変わらず平然と答えるんだ。
KH「勿論、いつからか女にマメな男になったあいつの所ですよ(笑)」
それは自惚れではなくきっと、
チャンミンさんの所だ。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
