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特別な人…
その表現は好きとか大切といった言葉以上に、想いがよりダイレクトに感じた。
けどそれは
私にとってすぐ答えられるような簡単なものではなくて。
「「……」｣
間に流れる沈黙に焦りを強く感じる。
私は、どうしたらいいんだろう。
正直になる？突っぱねる？
でもどちらも正しいようで違う気がする。
だって、相手はチャンミンさんだ。
数多くの女性を魅了してきたはずの彼とってその両方では到底納得出来ないように思える。
…というか、そもそも何で私？
「あの…チャンミンさん、
…っ!!」
私が声を出せば、またぎゅっと握る彼。
それと同時に私の喉もぎゅっと閉まる。
「……、」
CM「ククッ、わかりやすい人(笑)」
彼特有の、喉の近くで息を詰まらせたような笑い方をしたあと「話せなさそうだから離します」って手を離してくれた。
やった、これでやっと一息つける。
CM「知ってますか、Aさん。
俺が初めてここにこうしてきた時、」
そう思ったのに一息付く間もなくお店のカウンターの前に立つ。
私はその横でただ彼の姿を見つめる。
CM「またここに来る、って思った。｣
「……え」
CM「これが直感かって。本当にその通りになったけど(笑)
それもAさんに会うために来るようになって。別に特に話した訳でもないのに…(笑)｣
「なんで…」
CM「自分でもわからないです(笑)
…だからAさんがすごく悩むだろうっていうのは想定内です。
けどもし断われても俺は諦めないでしょう。」
「あ、えっ…と」
CM「ははは、
俺はいつもAさんを困らせる(笑)」
私は余裕なんて無いのに。
もっと余裕のないはずの彼が何で余裕そうに笑ってるんだろう。
CM「待ってますから。返事はいつでもいいです。…って自分勝手ですね(笑)」
「…。」
それだけ言うと、私の開いて塞がらない口をそのままにして「じゃあ、おやすみなさい」といつもの様に帰って行った。
なに、なんだったんだ今のは。
彼が1日に2度来た時点で驚いてるのに、
私の頭の回線をショートさせるほどのことを言って帰るなんて。
…オッパになんか言われたとか？
でも彼の性格的に自分がしっかりあるからそれも無さそうな…
というか、
今のは私を好きだと言いに来たんだよね？
大丈夫？私自惚れてない？
…大丈夫、時間はある。
とりあえずゆっくり考えよう。
.
.
外に空気を吸いに出れば、
暑さを含む風が吹いていた。
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
