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必死に声に出した言葉。
それはきちんとチャンミンさんにも届いたはず。
なのに
CM「きっとそう言うと思いました。」
平然とした様子で言う彼の姿を見たら、私が言ったことって大したことじゃないのかなって思えてきたけど
そんなことない。大したこと言った。
CM「ねぇAさん、」
彼は私の手をゆっくり両手で握った。
驚きと恥ずかしさで反射的に腕を引っ込めようとしたけど、力強く握られた手は動かない。
そして親指で私の手を撫でる。
CM「俺、Aさんの手好きです。」
「え…」
CM「働き者の手。
着飾ってる女性の手とは違って自分の人生を自分で築いてるって感じがして。」
話がそれてる？って思った直後に、女性という言い方をする彼に少しときめいた。
そんなこと考えてる場合じゃないのに。
CM「だからAさんには自分の人生を歩んで欲しい。｣
「私は別に…」
CM「大学、好きだったんですよね？
ヒョンから聞きました。ヒョンの話を断ってるのも。だから、それを俺がしたい。」
彼の言っている意味がよくわからない。
オッパの優しさを断ってるのを知っててしたい？親戚でさえ断ってるのに、なぜ他人の優しさに甘えることができるのか。
そんなこと私には到底無理だ。
「…チャンミンさん
気持ちはありがたいです。でも私にはできません。…私なんかに構わないで下さい。」
自分で言いながら惨めで悲しくて辛くて。
「こんな思いするなら出会わなければよかった｣って歌詞にありそうなことまで思えてきて。
涙が出そうになるのを堪えつつ、
こんな自分がいたことに動揺してしまう。
CM「私なんか、なんて言わないで。」
けど、涙を堪えてるのは私だけではなく。
私に訴えるように瞳を向ける彼。
CM「貴方はとっても素敵な方です。だからこの話をしてるんです。」
「…でも他に素敵な人はいくらでもいます。私じゃなくったって、｣
CM「違う。」
突然のはっきりとした口調に
怒られてる訳では無いけどそういった意味でドキッとした。
「……」
CM「この気持ちは本当。
Aさんの手助けをしたい。でも違う。違うんだよ。」
何故かこの瞬間だけがスローモーションのように聞こえる。そのわずかな時間に、ごっくんと息を呑む。
CM「…要するにさ、」
また一転して穏やかな表情と声色で私の手をぎゅっと握る。
CM「Aさんの、貴方の
特別な人になりたいんです。」
.
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waka(プロフ) - くぅーーー！！最後のセリフ言われてみたい(>_<) (2019年8月29日 1時) (
レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - そう言って頂けるとすごく嬉しいです( ； ； )完結してから2ヶ月以上経ちましたが番外編を書いたので、よかったら読んでください！コメントありがとうございます！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます！返信遅くなりましてすみません＞＜ 番外編を一つ更新したので是非暇があれば楽しんで頂けると嬉しいです！ (2019年8月28日 12時) (レス) id: 8286a39511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - 終わってしまうのが淋しいです、、。 (2019年6月16日 18時) (レス) id: ee0c3f7c1a (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - スクープってときはビックリしたけど、チャンミンがプロポーズしてよかった＼(^o^)／よかった！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: 192bfaab8b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：S
| 作成日時：2018年2月8日 21時
