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殴られた頬が痛くて、昔どこかで既視感のある瞳を向けられて、胸が痛くて思わずその名前を呟いた。
誰にも聞こえない程の小さな悲鳴。
だけどぞむはそれに応え、傷付いたままの姿でナイフを手に姿を現した。
傷を負った獣のような、ギラついた目で。
「…"味方最大の脅威(カオスクリーパー)"か」
「そいつに何してんねん」
「答えることは無い」
殺れ、と男の人は私の胸ぐらを掴み上げたまま他の人にそう指示をだす。
取り出した短剣を手に他の4人がぞむに迫る。
だけどぞむはその人たちの刃を弾き顎を蹴り上げて、床に叩き落とし気絶させあっという間に無効化にする。
「ほう？殺しはしないのですね」
「…そんな汚いモンAに見せたないねん」
「暗殺部隊の人間とあろう者がそこまで変わるとは…余程この子供に気でも？」
「黙れや。お前には関係ないやろ」
Aを返せ。
そう言ってぞむはナイフを構え直す。
だけど額から流れる血は止まってないし、息は荒い。いつもはこれぐらいの動きで息が上がることがないから、やっぱり苦しいんだ。
『ぞ、む…っ』
「…っ待っててや…、はぁ…絶対、助けたるわ…っ」
残り1人、私を捕まえたままの人はそれを見てニヤリと笑った。
「おやおや、化け物と人間の素晴らしき愛情を見せてくれますね」
「黙れ」
「こんなにいいものを見せてもらい涙が止まりませんよ」
「黙れ」
泣き真似をする男の人にぞむは普段と違う低い声で睨みつける。とてつもなく鋭い殺気だ。
「…なら、返してあげますよ」
「は？」
男の人は私の腕をつかみ上げ、物でも放る様に私を投げた。
『いたっ』
____懐から銀色に光る銃を取り出しながら。
『っあ……』
「回収する際、生死は問わないと言われてますので」
いきなりの事に体が動かず、ぼんやりとした頭でその光景をただ見つめる。
わたし、死んじゃうのかな。
そう、思っていたけど________
「____っA！！！」
庇うように飛び込んできた緑色がわたしに覆いかぶさり、パァンと乾いた音が鼓膜を震わせる。
彼が放った弾丸は、ぞむの背中に赤い花を散らした。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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