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zm side
「最近お前、丸なったなぁ」
そう言われたのはシッマやったっけな。
正直言うとその自覚は全く身に覚えが無かった。
聞き返してみたがシッマが言うには体型の話ではないらしい。
「こう、なんて言うんやろ…尖りが無くなった？って言うんやろうか」
最近めっちゃ普通やん、と笑うシッマにキョトンとする。最近？最近…
…あーそっか。Aと出会ってからか。
Aはこう、守ってあげたなるんよな。中身が幼いし、甘えん坊やし、戦い方なんて知らんし。
…せや。だから守ったらなあかんのよな。
「…そんな事ないっスよー」
「ホンマかぁ？」
「そこまで言うならしゃーねぇなぁ！一緒にハンバーガー50個、食いに行こか！」
「ちょっ！ちゃいますやん兄貴！」
顔を引き攣らせたシッマと肩を組んで俺はハンバーガー屋へと向かった。
何があってもあの子を守ったらな。
もう、大切な存在を失いたくない。
※※
パッと意識が戻る。
Aの部屋のあった一角は爆発で瓦礫の山となり衝撃でぶっ飛ばされ痛む体をゆっくり起こす。
「…せや、A、は…」
立ち上がろうと足に力を入れれば頭が痛みそこから血がパタ、と床に跡をつける。ぶっ飛ばされた時に頭を切ったらしい。手で乱暴に拭ってAを探す。
「________」
「____」
「…？」
誰かが話してる声がして物陰からその方を向く。
そこにはぐったりしてるAの腕を掴みあげ何かを話してる黒ずくめの男達が居た。
数は5人。この混乱に紛れて連れ去りに来た他国の奴らか。
インカムは衝撃で壊れてるのかノイズ音を出すだけで機能は期待出来ない。血を失って少し頭がふらつくがナイフだけは取り出して何時でも飛び出せるように構えた。
「A…もう少しだけ待っててや」
そう願うと同時に意識はあるのだろうか、抵抗しようとAが掴まれている腕にやだやだと首を振るのが見えた。
『い、や…っ、やだ…っ』
「リーダー」
「…そのまま自国へ。速やかに運びなさい」
『やだ…っ』
リーダー格の男が指示を出すがAは腕で押したり叩いたりと抵抗をしていた。
だからだろうか、リーダー格の男はイラついたのかAの胸ぐらを掴み思い切り拳を振った。口の端から血が零れ落ちる。
「黙れ」
『…っ、ゔ…』
「さっさと連れて行け」
『…ぞむ、…たすけて…っ』
血と涙が零れ落ちるのを見た瞬間
俺は、全身の血が沸騰したかのような感覚のまま物陰から飛び出した。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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