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残った2人が不安そうに互いを見やる。
「…人を殺すなら兵士の方が優れてるのでは？」
「何だと？私には殺す必要なんて無いぞ！」
ぎゃあぎゃあ言い合いを始めた2人に咳払いをすれば慌てて黙り込む2人。子供の言い合いに興味は無い。早く断罪と行こうじゃないか。
「…次だが、給湯室の棚の上にナイフや重たい物が入っており、扉を開けると同時に落ちてきたそうだ」
何故だろうな？と問いかければメイドは真っ先に有り得ないと口にした。
「女である私が重たい物を高い棚に上げるなど不可能に近いです」
「だとしても給湯室には誰でも出入り出来るぞ？」
「そ、その時間自分はシャオロン様とコネシマ様の元訓練を行っておりました！」
「らしいな？こちらにもそう報告が来ている」
手元の書類には昼の10時から16時まで訓練をしていたと記載されており、Aが怪我をしたのは14時頃だ。事前に忍び込んでナイフや重たいものを仕込むのは難しい。かといって訓練から抜けて用意するにも訓練所は給湯室からかなりの距離があり、実際にやっても不審に思われるだろう。実際コネシマやシャオロンから不審な点は見られなかったらしい。
つまり男性兵士がナイフや重たいものを仕込むのは不可能なのだ。
「ち、違います。私じゃ…」
メイドはそうじゃないと首を振り後ずさる。
「なら理由やアリバイを説明すればいい」
「私は彼女を殺すメリットがありません！」
「先程言っただろう？まとまった金が必要、だと」
「そうであっても彼女を殺して何になるというのですか！」
焦ったようにメイドは否定の言葉を口にしていく。
「ほう、自分には彼女を殺してもなんらメリットが無いと？」
そう、口にすれば
「当たり前です！
____A様を殺して何になると言うのですか！！！」
メイドははっきり"A"と、"1度も名前を出していない"彼女の名前を口にしたのだった。
「…ッハハハ！アッハハハハハハ！！！」
思わず邪悪な笑みが、化けの皮を剥がしてやった達成感を得て溢れ出る。トントンが『発作が出とるぞ』とため息をついてるがそんなものは知らん。
メイドは俺が急に笑いだしたのに恐怖し顔が引きつっている。
「な、何がおかしいのですか…っ」
「いや何、私は"1度も"Aの名前など口にしてないんだがなぁ？」
「！」
しまったと言うように口元を抑えるがもう遅い。
さぁ、断罪の時だ。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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