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ぞむとお部屋で待ってると色んな人が部屋にやって来た。
「お腹がすいたら食べてな」
しゃおちゃんはお饅頭を差し入れてくれて
「…様子は？」
「まぁ大丈夫やろ」
おにいちゃんは様子を見に来てくれて
「お暇かと思ってこちらを」
『ありがとう…』
えーみーるは本を持ってきてくれた。
「お、よかったやんA」
『うん』
小さく笑いありがとうと伝える。
だけどわたしの異変に気付いたらしいえーみーるは不安そうに屈みわたしに目線を合わせた。
「どうかされたんですか？」
『…』
「…何か、怖い事でも？」
『…あの、ね』
受け取った本をぎゅっと抱きしめる。
ずっと言えずにいたあの夢を、わたしは恐る恐る『夢の話なのだけど』と口にし始めた。
それがロボロに聞こえてて、グルさんに流されてるとも知らず。
※※
「…成程、その"夢"で自分は化け物だと？」
『うん』
真っ直ぐ見つめてくるオパールの瞳に頷く。
ぞむはただ何も言わず後から抱き締めてくれていた。
グルさんに伝えられずにいた夢の話を偽りなく伝える。
人を殺す力を持つ化け物。
それを手放したくて暗示を受け入れ今の"わたし"がいる事。
ねむの事は隠したまま、それ以外の事を全て頭の良いえーみーるにお話した。
「…もし貴方が化け物だとしたら、貴女自身はどうしたいのですか？」
『…グルさんに、伝えて…それで…』
____わたしを、殺して欲しい。
そう言いたかった。
だけど、ぞむは「嫌や」とキッパリ言い放ち私を力強く抱き締めた。
「ゾムさん」
「絶対嫌や。…死なせへんぞ」
苦しいくらい力強い包容。
もしかしたら傷付けてしまうかもしれないのに。怪我を負わせてしまうかもしれないしれないのに。
どうしよう、と悩んでいるとえーみーるは優しく笑って頭を撫でてくれた。
「… 貴女は化け物じゃない。ただの女の子です」
『っ』
「甘い物が大好きで、好奇心旺盛で、ゾムさんが大好きな普通の女の子です。…違いますか？」
少なくとも私にはそう見えます、と言うえーみーるに小さく頷く。
そうだ。"わたし"はわたしだ。
化け物でもない、ぞむが大好きな、ただの女の子だ。
《____一言だけ言っておく》
『グルさん？』
インカムが急に入りスピーカーモードにする。
《____お前は俺達の仲間だ。それだけは忘れるなよ》
じわり、暖かい言葉に視界が滲んだ。
プツリと切れたインカムに触れ俯く。
『…ありが、と…っ』
涙を零すわたしに、2人は何も言わず頭を撫でてくれた。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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