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俺の居る書記長室へ書類を片手にオスマンがやって来た。オスマンは「ほい」とそれを手渡し今度の外交のスケジュールの打ち合わせを始める。
「…そういえばオスマン、テラス席の手すりの修理の手配出来てるんよな？」
「あーあれな。柵が木でできてる癖に古くなっとったからな…明日には業者が来るはずやで」
張り紙もしておいたし大丈夫やろ、と言ったところで慌てた様子のエーミールが書記長室へと駆け込んできた。
「エミさん？どしたん」
「はぁ、っAさん、がっ」
肩で息をするエミさんに落ち着くように促し、息を整えた彼はゆっくりと怒った出来事を俺らに話し始める。
「…っAさんが、二階にあるテラス席から落下したそうです。柵が折れた様で…今は近くにいたひとらんさんとチーノ君が傍に居てくれてます」
「…トントン」
「エミさんとオスマンはペ神に連絡を。俺はすぐ向かうわ」
「了解」
俺らは動かしていた手を止めてテラス席の真下の1階へと向かった。
※※
「A！ひとらん、チーノ！」
「トントン」
しゃがむチーノの腕の中にいるAちゃんの傍らに座り込んでいたひとらんはゆっくり立ち上がり俺達に駆け寄る。
「Aは？！」
「大丈夫…ぴんぴんしてる」
「へ？」
ひとらんが指さす方にはチーノの腕の中でハンカチで頭を抑えるAちゃんの姿が。
俺はそれを見て溜息をつき、それから目をキッと細めた。
「…ッお前はホンマ！何危ないことしてんねん！張り紙も貼っとった手すりに寄りかかるなんて死にに行くようなもんやぞ！」
『っ、』
以前迷子になった時同様、同じ事をしないように躾の意で思い切り怒鳴る。いつもなら直ぐに謝る、それで反省させてちゃんと諭す。それがいつもの流れだった。
やけどAちゃんは肩をビクリと震わせて、呆然と俺を見上げた。
『…だ、って、なにも、なかった…』
「は？」
『だって、かみとか、なにもなかった…もん…っ』
怒った俺が怖かったのかAちゃんは涙をぽろぽろ零しながら俯いてしまった。張り紙が無かった？そんな訳ないやろ。
「嘘はあかんぞ」
『ほ、ほんとだもん』
「大体なんでテラス席になんて…」
「お、俺も掃除する為に一緒にいましたけど、ホンマに張り紙なんて無かったです！」
「…本当かチーノ」
チーノが「実際に行きましょうよ」と言いAちゃんを抱き抱えて歩き出す。
俺とひとらんはその後ろを追いかける事にしたのだった。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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