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「やっぱり定番のゾム×Aよね」
「いや、昨日見たショッピ×Aも中々…」
「…なんか周りからの視線が凄いなぁ?」
『うん…』
もぎせんを終えた次の日。
むかえに来てくれたろぼろとお昼ごはんを食べに食堂にむかったのだけど、まわりの兵士からのしせんがすごかった。
みんなヒソヒソしながらみてる。いっかいだけ聞き耳をたててみたけど、悪口じゃないからいいのかなとぞむにも言ってない。
「あ、あのねAさん。写真撮ってもいいかな?」
『う、うん…』
隣でいっしょに食べてるろぼろがみけんにシワを寄せてるのに気づいてないのか女の人はこんわくしてる私に気づかないままピースしたわたしを写真に撮る。
「ありがとう!じゃあね!」
『はーい…』
去っていった女の人の背中を見つめていたらろぼろが不機嫌そうに声を掛けた。
「嫌やったらちゃんと嫌って言わなあかんで?言わんと付け上がるからな」
『へんなことされてないし、だいじょうぶ…』
あるびのだから珍しいだけだよ、と言えばろぼろは何か言いたげに口を開閉させ、小さく「…何かあったら言うてな」とだけ言ってくれた。それに頷きご飯を平らげたわたしはいっしょに食器を下げに向かったのだった。
「…なにいい子ぶってんだよ」
鋭い視線に気付かないまま。
※※
「んじゃ、今日は掃除するぞー」
『はーい』
にいさんに「チーノと2階のテラス席を掃除してな」とそうじ用具を渡された。因みにチーノはだいひんみん?ってゲームで最下位だったからおそうじなんだって。
『はやくおわらせてクッキーたべよ?』
「え、くれんの?」
『うん!まんちゃんにもらったのだからおいしいよきっと』
「よーし頑張るぞ!」
わたしもちーのもたんじゅんだ。
クッキーをたのしみにわたし達はおそうじを始めた。
※※
『ふんふ〜ん』
テーブルを拭いて、つぎは手すりの部分にさしかかる。
「A、そっちは終わったか?」
『もうちょっとー!』
そういえばちーのは「ならバケツの水変えてくるわ」とテラスをあとにする。ならば残りをさっさと終わらせてしまおう。
手すりに寄りかかり端っこから拭こうとたいじゅうをかける。
…バキッ
『えっ』
嫌な音がした、と思った瞬間
『う、わぁっ!』
たいじゅうを掛けていた所の手すりが折れ、わたしの体は外へと投げ出された。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの?ぬいぐるみの豚にその名前つけたの?銀の匙かな? 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね!完結は次章予定です!続編はその後に執筆します! (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます!続編も、黒瀬さんのこと応援します! (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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