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ni side
グルッペンが以前連絡を寄越した子供が泣きだしたので自室へと向かいベッドに投げ込む。そうすれば布団に丸まりまるでロールケーキのようにぐるっと巻いた。おもろいな。
「んで？どったん」
『…ゔぅ』
「ゾムにまたなんかされたんか」
『ゔぇ゛…っふゔぅ゛〜っ』
地雷踏んだか。名前聞くだけで泣くとなるとこりゃどうしようも無い。
熱が籠らないようにストールをずらして顔を覗き込む。が、既に目も顔も耳も真っ赤だった。
「あーほら暑いやろ？お水飲もうな」
小さい水筒を取り出し中身を出してそれを差し出す。
ロールケーキから這い出てきたAはくぴくぴと少しずつそれを飲み出した。
『ぐすん…ずび』
「落ち着いたか？」
『ん』
「よしよし」
ポンポンと優しく頭を叩く様に撫でればAは嬉しそうに頬を赤く染めた。なんや可愛ええところもあるやん。
と、ここで状況整理。
少なくともゾムと何かあったんやろうな。んで食堂で一瞬だけ目が合ったけど逸らされてたな…んー
「アイツに何か言うたことあるん？」
『…』
「それを拒否られたとかやない？」
『…(ｺｸﾘ)』
「…なんて言ったん？ゆっくりでええから、兄ちゃんに教えてくれへん？」
目線を合わせるように屈みそう言えば、ゆっくり静かにだがAは何があったかを話してくれた。
…成程なぁ。そりゃ酷すぎるわな。
俺達軍人はいつ死ぬか分からない。
戦争でかもしれんし、日常生活で刺客に狙われたりする可能性もある。もしかしたら事故かもしれんし暗殺ってのもある。やから大切な人を作らん人も少なくは無い。
「…Aはゾムがどんな仕事しとるか知っとる？」
『あんまり』
「…はぁ、そうか」
あいつらこの子大切にし過ぎて"そういう所"を教えてへんのな…甘やかし過ぎやねん。この子をどうするつもりやねん。
「とりあえず事情はわかったわ。…やけど飯食わんのは体に悪いからなんか食おうな」
『えー…』
「えーやないの。ちゃんと言う事聞きや」
そう言えばAは『はーい』と唇を尖らせながら了承した。嫌そうにする割には俺のストール離さんのな。
部屋を出て食堂に向かいながらふと思う。
グルッペン達はあの子をどうするつもりなんやろう。
寵愛？それとも後に養子に？まあどちらにせよ…
「…あの子はもう普通の生活は出来ひんよ」
グルッペンへの報告も兼ねて俺はアイツらがまだいるだろう食堂へと向かった。
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へまとふぃりぃあ - 設定を見るたびに思うのです。とんかつ…食べるの？ぬいぐるみの豚にその名前つけたの？銀の匙かな？ 以上です。とても面白く、そのうち腹筋が割れるのではと心配です (2020年10月9日 21時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
はな - ハゲハゲそんなのいーやーでお茶ふいた (2020年10月2日 12時) (レス) id: 665f3a7ddc (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 最近お返事返せずすみません。リアルがかなり多忙でして、言い訳とわかってはおりますがコメントは全部ありがたく読ませていただいております。皆さんありがとうございます。次章までまたお付き合い下さると有難いです。 (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
黒瀬(プロフ) - 我々箱推しさん» 書き方が悪かったですね！完結は次章予定です！続編はその後に執筆します！ (2020年9月18日 21時) (レス) id: 3009402549 (このIDを非表示/違反報告)
我々箱推し - 完結&続編おめでとうございます！続編も、黒瀬さんのこと応援します！ (2020年9月18日 18時) (レス) id: 89d985a64d (このIDを非表示/違反報告)
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