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「…A！」
「ん？」
「ｱ」
空から声が聞こえてかおを上げる。
緑のみなれた、パーカーが目にうつった。
『ぞむ！』
屋上をつたってとんできたぞむはダァン！と地面に着地する。そのままぞむのペリドットの瞳はわたしを捉え、かけよって抱きしめてきた。
『むぎゅ！』
「どこ行ってん！ロボロが気付いてなかったら連れ去られてんねんぞ！」
ぎゅうぎゅうと力強く抱き締められながらそう怒鳴られる。
『ごめんなさい…』
俯けばぞむは「ちゃう、怒っとるんやない」と体を離して頬に触れる。
「リボン位また新しいのやるから。やから…急に居なくならんといてや…」
初めて聞いたか細いこえ。
それほど心配かけてたのだと、もうしわけなくなって小さく『ごめんなさい』とつぶやいた。
「…やっほーゾムさん」
タイミングをうかがっていたらだおがぞむに声をかける。
「なんや、らっだぁさんか」
「なんやとはなんだよー」
らだおとぞむの間でひばながばちばちと散る。
…2人はなかが悪いのかな。
「その子助けたの俺らなんですけどー」
「いやいやいやらっだぁさんにそんな力あるわけないじゃないっすかぁー」
「なんだと表に出ろコノヤロー」
「もう表なんスよねぇ〜www」
『…』
…とりあえず、きょうふから解放されたからなのかな。
すごい、からだが重い。
「…ﾄﾘｱｴｽﾞ､ｿﾉ辺ﾆｼﾀﾗ？」
みどりくんの声にふたりが止まる。
ふたりがわたしの方を見るのとどうじに、すこし疲れたわたしはその場にすわりこんでしまった。
あたまがぐるぐるする。
ナイフでかるくきられた時のことを思い出して手が、かたが、体が、カタカタと小刻みにふるえる。
「A…大丈夫か？」
『…』
「顔白いね。少し疲れたのかも」
「仕方ﾅｲﾖ」
こんちゃんがそう言って屈み背中をさすってくれる。
「ならすんません、俺A運ぶんで先行きますわ」
「そうですね。その方がいいかも」
ぞむが頭を下げてからわたしをかかえ走り出す。
気にかけてくれてるのかあまりゆれないのと、ぞむの体温がパーカーごしにつたわってきて、温かさにしぜんとまぶたが重くなってきた。
「…A？」
それに気づいたぞむはフッとわらってから、より一層抱きしめる手に力がこもった。
「寝ててええで。また起きたらお話しような」
『…うん』
ぞむのやさしい声とともに、わたしは目をとじた。
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くまくまちゃん(いろ)(プロフ) - おもろいです！夢主ちゃんが可愛すぎますっ！見た目年上でも中身絶対年下じゃん…(12歳) (2020年11月5日 23時) (
レス) id: 8a3f9ddf1c (このIDを非表示/違反報告)
闇ちょこ(プロフ) - だ！より、とりあえず、夢主ちゃんが、可愛い(°∀°) (2020年9月24日 5時) (レス) id: e0b0a3b941 (このIDを非表示/違反報告)
闇(プロフ) - 夢主ちゃんが可愛っかったです。(作文風)せーの、「はげー」すいませんした (2020年7月29日 5時) (レス) id: c58c36be65 (このIDを非表示/違反報告)
らりるれろん(プロフ) - 夢主ちゃんかわぁぁぁぁ！！悪戯好きなのかわいっ！みんなも夢主ちゃんと言おう！せーの、「はげー」(((ごめんなさい (2020年7月28日 23時) (レス) id: 2108271c54 (このIDを非表示/違反報告)
茉鈴(プロフ) - まって？この子好きなんですけど。可愛い顔して怖いこと言うさ？毒舌の子？が好きなんよー！！！ごめん独り言です。 (2020年7月26日 17時) (レス) id: 3c50c30f7a (このIDを非表示/違反報告)
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