【不知火一樹】ふりむいて不知火part1【Starry☆Sky】 (ページ22)

今日:19 hit、昨日:1 hit、合計:9,530 hit

ストーリー 21 ○ ページ22

翼君は生徒会の会計に就任することを条件として、
生徒会室での研究や発明を認めてもらっているから、

会計の仕事の傍らに研究に勤しんでるんだけど、

実際のところは研究の傍らに会計の仕事を
してる感じ。

颯斗「翼君は、生徒会の予算を発明の材料費に
あてようと狙っていますからね。
僕も気が抜けません」

月子「仕事はちゃんと出来るのにね……」

颯斗「大人しく会計の仕事をしてくれると
助かるのですが……」

月子「ふふっ、颯斗君も大変だね。
でも、翼君と一樹会長のお世話は颯斗君しか
できないもん。
あ、一樹会長はA先輩もお世話係ですねっ」

あ「えー、やだなあ……」

月子「ふふ、やだって……」

颯斗「お世話……というより後始末の意味合いが
強いと思います。
まるで手の掛かる子どもの躾をしている気分ですね。大概報われませんが」

月子「そうだね。
……そういえば、2人とも遅いね」

颯斗「またどこかで暴れてるんでしょう。

まったく、あの2人は……
後先を考えて行動していただきたいものです」

私達は顔を見合わせて、くすっと笑った。

颯斗「会長がもう少し大人しくしてくれていれば、
僕の頭痛の種も少しは減るんですが……」

月子「確かに……」

あ「アイツを抑えるのは至難の業だよ……」