ストーリー 14 ○&☆ ページ15
月子side
ずっと空いていた会計のポジション。
新しく仲間が増えるのは嬉しいけど、
なんだか私は胸騒ぎを覚えた。
月子「そういえば……彼、遅いですね?
もしかして、帰っちゃったとか……」
颯斗「おそらく逃げたのでしょう。
当然の自己防衛です」
一樹「まさか、生徒会長様の命令を無視するわけ
ないだろうな。
……だとしたら許さん!
こうなったらとっ捕まえてやる。
行くぞ、A!待ってろ天羽翼!」
あ「え、ちょっと……!」
月子「一樹会長っ!」
A先輩の手首を掴んで走って行ってしまった。
月子「行っちゃったね……」
やれやれとため息をつくと、
私達は顔を見合わせて笑った。
なんだかんだ言って、
強引で俺様な一樹会長を慕わずにはいられない。
主人公side
あ「ちょっとっ……不知火!速い!」
一樹「あ、悪い」
天羽翼君が逃げたかもという話を聞いた途端
走り出したこいつに何故か私まで連れてこられた。
ものすごい速さで走るから、運動が苦手な私にはつらい。
あ「はぁ、もう、バカ……」
やっと歩いてくれたので、歩きながら息を整える。
一樹「しっかし、天羽翼はどこにいるんだ?」
あ「教室?もう寮に向かってるとか?」
一樹「俺の命令を無視しやがって〜!
……あっ!!」
突然、大声を出すから驚いた。
不知火の視線の先には先ほど体育館で見た顔。
天羽翼君が寮に向かってる途中のようだ。
一樹「あ、ま、は、つばさーー!!」
あ「えぇ!?」
凄い剣幕と猛ダッシュで捕まえに行ってしまった。
あ「置いてくなら連れて来るなーー!」
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作者名:ちゃむPOP | 作成日時:2016年7月1日 17時