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「あの、先生。さっきアルバムで見たんですけど…」
『ん？』
昼ごはんを食べ終わり、少しお腹を休めるためにテレビを見ていたら毛利さんが改まって声を出した。
「道着を着た子供の頃の写真があったので、空手はそこで習ってたんですか？」
『そうそう。マイキーの事覚えてるか？』
「蹴りが凄かった人ですよね!!?」
『はは、そうそう。蹴りがヤバい奴。マイキーの爺ちゃんが空手の師範で良く通ってたんよ。ケースケと一緒にな。』
今、思い出すと楽しかったな。
マイキーは、全然稽古しないのに強いし、マイキーの兄の真一郎くんは全く稽古に出なくて師範に怒られてたな。
ケースケは何度もマイキーに挑んでたけど毎回返り討ちに遭ってた。
ほんと、災難だった。俺はそれを見て笑ってたっけ。
「今も、その道場に通ってたりするんですか？」
『あー、最近は忙しくて行ってなかったな。ま、でも体動かす程度には行ってるな。』
師範も歳だからか子供たちに教える事を辞めたからか、道場は俺達の憩いの場に化している。
ケースケとなんかは、空手の組手という名の殴り合いに変化してたり、マイキーが乱入してきたり色々大変だけど、コレが本当に楽しくて仕方がない。
「真さんと先生が勝負したらどっちが勝つと思う!!?」
『ん？真さん？』
「あ、真さんっていうのは私の彼氏で"蹴撃の貴公子"って言われてるんですよ！」
『あー、高校生の！流石に現役と勝負したら負けるに決まってるだろう。』
「……本音は？」((ｺｿｯ
『戦ってみたい。』
コナン君にコソッと囁かされ、本音を口にした。
東卍時代は、こう見えても好戦的だった。
その事もあり、強い人と拳を交わしたいという気持ちは未だに残っている。
まあ、これからは控えていくつもりではいるけど。
『暫く体動かしてないし、ケースケ誘ってみようかな。』
「あ、あの…私も一緒に良いですか…!!?」
『ん？別に構わないけど…期待するような事しないと思うぞ。』
「あ！じゃあ、真さんも誘ってみても良いですか…？先生、戦ってみたいって言ったし！」
『え、良いのか？』
快く快諾してくれたが、当の本人は聞いてみないとわからない為、聞いてから都合の良い日を決める事にした。
「あ、もうこんな時間。夕飯の買い物行かなきゃいけないんだった…！そろそろ帰ろうか。」
「そうね。思った以上に長居しちゃった。」
この日の事は4人だけの秘密にして解散した。
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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております！頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (
レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン！神作だ！これからも頑張ってください！ (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：liquor | 作成日時：2022年7月19日 22時
