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「先生!都大会優勝しました!!!」
あれから数週間後、教室に入れば毛利さんが笑顔で報告してくれた。
「先生の指導のお陰です!!!」
『そりゃあ、良かった。』
毛利さんによると、優勝したら工藤くんがトロピカルランドに連れてってくれるらしい。
それは、頑張れるな。
「ほぼ強制的に約束させられたんだけどなぁ…」
「何か言った??」
「何も〜?」
工藤くんがボソリと呟くや否や毛利さんが少し圧をかけるように言った。
幼馴染という関係というのは、こういうものなのか。
マイキーと場地と幼馴染であるAは同じ男であるがため、異性同士の幼馴染とはどんなものなのか分からなかった。
『…。』(ニコニコ
「…何でニコニコしてるんすか。」
『いや、何か微笑ましくて。青春だね〜』
そう言うと2人は顔を真っ赤にした。
好き同士であるのは丸分かりだった。
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__数日後
『出席を取るぞー。』
いつものように、出席を取り始める。
『工藤は…休みか?珍しいな。連絡もなかったが、何か知ってる奴いるか?』
「昨日から連絡が取れないんです…。」
『毛利も知らないのか…。分かった、此方からも自宅に連絡してみる。それが無理なら…ご両親に連絡。』
毛利さん曰く、トロピカルランドから帰る時突然別れたという。
また何か事件を追っているのかもしれないと…。
高校生探偵と言われているが、学生が本業の彼は学校を疎かにするということはAにとってあまり許さない行為だった。
それは、Aが自ら経験した過去があるからだ。
『……要は学業より推理するのが、彼にとって重要だってことか?サツもサツだな。他の探偵を雇えば良いのに高校生の彼を頼る?大人としてどうかと思うぞ…。』
バキッ
(((………怖っ)))
無意識に持っていたボールペンを真っ二つに折っていた。
『…さて、休み一人と言うことで…朝の会終了。』
Aは出席簿を持って教室を出ていった。
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mzhama(プロフ) - こんにちははじめまして。コナンとのクロスオーバーめちゃ楽しいです。更新楽しみにしております!頑張って下さいね。お気に入り登録させてもらいました。 (2022年11月15日 14時) (レス) @page32 id: ef4e2691e4 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ星人 - 好きな東リべとコナン!神作だ!これからも頑張ってください! (2022年8月17日 15時) (レス) @page6 id: b9590ea390 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:liquor | 作成日時:2022年7月19日 22時