不良=恐怖とは限らない。【男主】

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『……くっ』


前輪に銃弾が当たり、バイクはコントロールを失った。

バイクをウィリーさせるが、二人が乗ったバイクでは続かずに事故を起こした車にぶつかり、車もろとも道路から落ち、海へ落ちた。


キュラソーは、タイミングを見てバイクから離れ海へ落ちた。


✱


『ｹﾞﾎｯ…くっそ。ゴキを駄目にした。』


今まで愛用していた単車が無駄になった。
折角気に入っていたのに。
まさか、こんな事態になるなんて知ってたなら何処かで盗んだバイクで良かった。


『取り敢えず、キュラソーを探さなきゃ…。いってｪ。』


海面に強く体を打たれ体が痛いが今はそれどころではない
キュラソーを探して帰らないと。
アイツ、あまり外に出ない奴だし見た目が珍しいから目立つ。


『…まあ、運動神経高いから人にバレずに誰かに連絡するだろうな。』


歩いているうちに地面に何かが落ちている事に気がついた

ジャケットだ。それもレディースもの。
濡れていることからこれはキュラソーが着ていた物だと断定できた。


『……まさか。』


組織の人間は外部に物を残さない。幹部なら尚更だ。
指紋とか採取される可能性が高いからだ。
なのに、ジャケットが落ちている事は何か緊急事態が起こっているのに違いない。


『……此処って。』


辿り着いたのはこの前出来たばかりの東都水族館だった。

シンボルの観覧車を下から何色のライトが照らされていた
この色の配置、何処かで見た事があるような…。

思い出せそうなのに、全然思い出せない。


『最近見た気がするのに…あ"ー、もう何でこういう時に頭使えねｪんだよ！』


近くにあった三角コーンに怒りをぶつけ蹴り上げた。


✱



『………見つけた。』


人が沢山いる中でベンチに座ってるキュラソーを見つけた。
ただ、2つ問題があった。
キュラソーの目の前にあの餓鬼(江戸川コナン)がいること、それにキュラソーの様子がおかしいこと。

あの様子じゃ、記憶を失ってる可能性が高い。
子どもに優しいキュラソーなんて、見た事ない。


一人でいたら連れ出そうとしていたが、人がいたら無理難題だ。あの餓鬼なら尚更。

取り敢えず、バレないように後をつけるしかなさそうだ。


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純黒の悪夢です。
内容曖昧になってきたし、モヒートは彼らと行動しないので結構飛ばします。
多分、観覧車に侵入するとこまでざっくりと書きます。

liquor

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