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「なあ、五十嵐。頼みがあるんだけど…。」
学校も京極がいるから楽な方かと通っていた。
そんなある日京極から頼まれごとを言ってきた。
「もうそろそろ園子さんの誕生日があるんだけど…。」
『…ヨメさんか。それが?』
「何を送ったら喜んでくれるか分からなくて空いてる日で良いから一緒に贈り物を選んでくれないか?」
『嗚呼。別に構わねェよ。』
「!ほんとか!ありがとう!」
✱✱✱
土曜日。
組織での任務もない、京極も部活動がない事から行く事になったA達は近くのショッピングモールで待ち合わせをする事になった。
流石にダチと出掛けるので全身真っ黒の服装は避けた。
それでも、白や黒などシンプルな服装だけど。
「すまない、遅れた。」
『いや、それほど待ってない。』
流石の土曜日なのか、人出が沢山出ていてAでも逸れてしまうのかと思ってしまう。
「スゴい人だな。」
『…これが普通なのか?』
「かもしれない。」
取り敢えず俺達はメインの京極のヨメへのプレゼントを探す為、女が好きそうな店を探し始めた。
アクセサリー、日用品など色々な店を回ったが京極はピンとくる物は見つからなかったらしく、終始悩んでいた。
『…彼女は彼氏から貰うプレゼントは何でも嬉しいらしい。』
「そうなのか?」
『そうだと思うが…物によって態度変わる奴は好きかどうかも疑うレベルだ。』
「確かに…。」
結局、お揃いの物を買おうと言うことになり互いの名前が書かれたペンダントを買う事になった。
これなら、ヨメさんも喜ぶだろう。
✱✱✱
「……あ。」
『どした。』
「………一人でいる、女の子が。迷子かな。」
京極の視線の先を見ると大きなウサギの人形を小さな腕に抱いて涙を浮かべる小さな女の子が立っていた。
『嬢ちゃん、迷子か?』
Aは女の子の目線の高さになるようにしゃがみ、女の子の頭を優しく撫でながら聞いた。
女の子は泣きながらも頷いた。
『嬢ちゃん、名前は?』
「グス、…さき。」
『よーし、さき。母ちゃん探すぞ。』
「さがしてくれるの?」
『おう。…京極、此処に迷子センターあったか?』
後ろにいた京極に迷子センターが何処にあるか尋ねる。
京極はすぐ様スマホを開き、検索した。
「2階の建物中央にあるらしい。地図もあるから今から行くか?」
『嗚呼。…よーし、さき。直ぐに母ちゃんに会わせてやるからな。』
-20-に続く
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liquor(プロフ) - レオンさん» うーん、原作通りにいく予定なので死亡してる設定です。景光(スコッチ)には少し関わりがありますが、他の三人はどうしようかなと思ってます。もし見たいのでしたら番外編で作りますよ!😊 (2022年5月17日 18時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 安室さんとの絡み出てましたね!すみません😅警察学校組は生きてる設定ですか?生きてるならその人たちとの絡みがみたいですね! (2022年5月17日 10時) (レス) id: 4eebce5dd4 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 妄想でもすごく面白いです!絡みですが安室さんや赤井さんのFBIの絡みが見てみたい気がしますね! (2022年5月17日 10時) (レス) id: 4eebce5dd4 (このIDを非表示/違反報告)
liquor(プロフ) - レオンさん» 私の完全なる妄想ですが、気に入ってくれて嬉しい限りです!もし、こんな話、このキャラとの絡みが見たい!のがあれば気軽にどうぞ!私に見たい話を完璧に再現、表現出来るかわかりませんが。笑笑 (2022年5月17日 1時) (レス) id: c4e754f3c1 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - 見た目が場地さんとか最高です!言動とかも場地さんだし!まずコナンとのコラボ最高です!続きが楽しみです! (2022年5月12日 14時) (レス) @page7 id: 4eebce5dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:liquor | 作成日時:2022年5月5日 1時