不良=恐怖とは限らない。【男主】

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それから、バーボンは俺に信頼されるように組織の任務に時間を費やし続けた。

そして、2年が経ったある日。
バーボンは裏方の任務よりも表の任務が増えた。表と言っても社内的に見れば裏の仕事だが。

定期テストの日だけはこっそり行って保健室で受けた。
俺が通っていると知ってたのは校長と保健室の先生だけ。

だから、退学処分にはならなかった。


「モヒート。僕は組織に貢献しています。だから、学校に通ってくれませんか？」


自信満々にやってきたバーボンはそう言ってきた。
確かにベルモットからはよく動いてくれる駒とは言っていた。事実な話なのだろう。


『……分かったよ。行けば良いんだろ。』


これは高校3年になった5月の話。



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『……と、まあつまらん話だろ？』


名前や不適切な内容など伏せて京極に話した。
京極は終始真剣な顔で聞いていたが、そこまで真剣に話す必要はないだろう。


「いや、そうでもなかったよ。でも、テストの時だけ学校に来てたんだな。」

『流石にな。』


受けないと進級できねｪだろ。
流石にテストは学校で受けてくれと連絡が来た。


「でも、やっとクラス一致団結できた感じがするよ。」

『そーか？』

「嗚呼。体育祭もお陰で勝利出来たし。」


俺は俺で京極と友達(ダチ)と呼べる関係になれたことが学校に来て一番いい思い出だ。


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