［２−３］ ページ41
翔side
「成長したなぁー」
ポツリ、双子の背を見つめて呟く。
気が乗らないとサボり癖が発動するけど
理解が早いから基礎からある程度の応用も強い和。
和ほど応用は強くないけれど完璧に分かるまで
真面目に何度も勉強に向かう潤。
2人の勉強は小学生の頃から俺が教えてきた。
だからこそ著しい成長に感心している。
昔は全部分かんないって悔し泣きしてた潤も
勉強する気なーいって逃げてた和も
今となっては自分から進んで理解しようとするし
ポテンシャルをあげる方法も身につけてる。
それは教えていた立場の俺からすると嬉しくて
兄としてだとその成長にちょっと寂しくもあったり。
「翔にぃ〜、アイス食べよ！」
「はいこれ翔にぃの」
楽しそうに智にぃと雅紀からアイスを受け取った
和と潤が俺の分のカップアイスと共にやってくる。
「ありがとう」
「これね、智にぃと雅紀にぃのイチオシだって」
「あの2人甘いの好きだもんね〜」
俺にアイスを渡してくれた双子は
当たり前のように両隣へ椅子寄せる。
その後ろにはニコニコしながら見守る智にぃと
今にも混ざりたいって顔の雅紀。笑
さ。頭も使ったし、糖分補給だ。
和と潤に合わせて自分のカップアイスを開ける。
そして冷気が溢れたカップからスプーンで
バニラアイスをすくい、ぱくりとひとくち。
「うん。んまいっ」
溶けてくアイスをまた食べながら
両サイドの双子を見ると、俺と同じように
美味しーって笑ってアイスを頬張っている。
それ見るとやっぱり、まだまだこうやって
アイスで喜んで笑ってる姿のままがいいなーって。
それはもちろん勉強も。
仕事上、こんなこと言っちゃダメだけど
そこそこなくらいでいいや。
だってさ。
あまりにスラスラ解いて教えることなくなったら
にぃちゃん絶対寂しくなっちゃうから。笑
教えて先生！［END］
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あい(プロフ) - お返事ありがとうございます。私は潤くんが好きなので潤くんのお話も楽しみにしながら読ませてもらいます( ＾∀＾)これからも楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 14時) (
レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
あやりゅ。(プロフ) - あいさん» あいさん、コメントありがとうございますm(*_ _)mご感想、本当に嬉しくこれからの執筆の励みにもなります！どうかこれからもあたたかい心で彼らのはなしをご覧いただけると幸いです(^^♪ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 4f4f43ef84 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちわ、楽しく読ませてもらってます(^^)これからも更新楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 12時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりゅ。 | 作成日時：2019年5月25日 0時
