［１−１３］ ページ14
智side
「じゃあ、いってきます」
「うん。いってらっしゃい」
和と潤、そのあとすぐ雅紀が仕事に向かって
昼からだった翔も家を出る。
毎回必ず弟達を見送る俺は今日もいつも通り、
寝癖の直った翔を最後に見送った。
「さてと」
みんなが家からいなくなったら俺の仕事が始まる。
まずは洗濯物を回して
弟達の部屋をベッドメイクだ。
玄関から脱衣場へ向かい、
いつもの手際でパパっと洗濯ボタンを押す。
洗濯機が動き始めたのを確認して
パタパタと2階へ移動。
ガチャ
「よいしょー」
まずは2階の中で1番奥にある俺の部屋から。
ベッドメイクといっても本格的なわけじゃないから
シーツのシワを伸ばしてコロコロをかけて、
布団を畳めば完了だ。
それから少し自分の部屋を整頓して。
「ん。いいかな」
別に部屋にはほとんど誰も入らないし、
入ってきたとしても弟達だけだし。
自分の部屋を見渡して
気になるところがないか確認してから部屋を出る。
換気のために少しドアを開けたまま。
ガチャ
「入りまーす」
次に入ったのは翔の部屋。
部屋に入ればすでにベッドも他のところも綺麗で
コロコロまでかけてくれたのか、することはない。
「やるよって言ってるのに。
翔らしいな。笑」
時間もあったからか、
俺の負担を軽くしてくれてるのだろう。
本当によく出来た弟だ。
それから部屋を見渡して大丈夫と判断し
窓を開けてやる。
「おっと」
窓を開けて入ってきたゆるやかな風に
机の上に置かれていた紙がひらりと落ちた。
「ごめんよー」
翔の仕事は個人情報の取り扱いには厳重だから
あんまり触ることはしたくないんだけど。
まあ、本当にダメなやつは
会社にあるだろうけど、一応ね。
さっと紙を拾ってから裏向けて
同じく置かれていたファイルを上に乗せる。
「よし。完了」
翔の部屋を出てさっきと同様
ドアを少し開けてあとにした。
次は雅紀の部屋だ。
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あい(プロフ) - お返事ありがとうございます。私は潤くんが好きなので潤くんのお話も楽しみにしながら読ませてもらいます( ＾∀＾)これからも楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 14時) (
レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
あやりゅ。(プロフ) - あいさん» あいさん、コメントありがとうございますm(*_ _)mご感想、本当に嬉しくこれからの執筆の励みにもなります！どうかこれからもあたたかい心で彼らのはなしをご覧いただけると幸いです(^^♪ (2019年6月7日 14時) (レス) id: 4f4f43ef84 (このIDを非表示/違反報告)
あい(プロフ) - こんにちわ、楽しく読ませてもらってます(^^)これからも更新楽しみにしてます☆ (2019年6月7日 12時) (レス) id: 2eccc29f15 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやりゅ。 | 作成日時：2019年5月25日 0時
