⭐︎景光の「クソッ」 ページ8
、
陣平「あ、クソっ…」
景光「……」
家の中で
大好きな分解をしている陣平
その隣で邪魔せず
じっと見つめてる景光
陣平「このクソったれ!…もう、やめだやめだ!」
景光「くしょ?」
航「おい、陣平。分解するのは良いが“クソ”はやめろ。ヒロが真似するだろ」
陣平「いいじゃんか!なぁヒロ?」
景光「くしょ!」
小さな拳を握って
眉に力を入れ
精一杯「クソ」を言う景光
そんな景光が可愛くて
頭を撫でる陣平
航「母ちゃんにバレたら怒られるぞ」
陣平「俺が教えたなんて証拠ねぇだろ」
航「いや、バレるだろ。お前の他にクソなんて言うやついねぇし」
2人して考え込んでいる……
そして目を合わせて
ひらめいた!って顔
零「あー…クソッ。絆創膏切らしてるんだった」
陣平「はい、父ちゃん」
零「え…あ、ありがとう」
風呂上がり
自分の腕に絆創膏を貼っていた零に
景光の手を引いて現れた陣平
新しい絆創膏を零に渡す
その隣で
キョトンとした顔をしている景光
景光「くしょ!」
零「え!?今“クソッ”て言ったのか?ヒロ…」
焦った零が
景光に手を伸ばすと
拳を握って眉を寄せ
「くしょ!」と
もう一度叫んだ
、
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作者名:砂希流 | 作成日時:2022年7月20日 2時