陣平と観覧車 ページ23
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A「あ、陣平高いところ大丈夫だよね?観覧車乗ろうか」
陣平「あ、うん…」
観覧車の中
爆睡の景光を
Aの隣の椅子に寝かせて
陣平の向かいの位置に座るA
A「陣平。私も研二も航も景光やパパだって…みーんな陣平の味方だよ」
外の景色を肘をついて
ぼんやり見ていた陣平に向かって
Aが話し出す
A「味方が1人いるならいいじゃん。陣平の事信じてくれた子もいたんでしょ?」
陣平「研二だな。おしゃべりな奴め」
A「先生に何言われても違うなら堂々としてれば良い、
陣平の味方してくれる人がいるならその人と一緒にいれば良い。
少なくても家族はみーんな陣平の味方だよ」
陣平「……わかってるよ。ちょっとだりぃなと思っただけ。明日は学校行くよ」
A「ん。何でも話してね」
陣平「言えたらな…」
そう言ってまた窓の外、
遠くを見る陣平の横顔が
寂しそうで…
Aは席を移動して
思い切り陣平を
抱きしめた
A「ま、たまにはサボりも良いと思うけどね!」
陣平「やめろ!抱きつくな!」
Aの胸に抱きしめられて
照れながらも
少し心が休まった陣平
大人しく抱きしめられてた
ちょっと休憩したかっただけ
人間そんな日もあるよ
観覧車が一周するまで
陣平を抱きしめていた
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作者名:砂希流 | 作成日時:2022年7月20日 2時