陣平の良いところ ページ2
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店長「ま、まぁ…品物を太陽にかざしただけで、
すぐ店に戻ってきましたし、ただ防犯装置が
鳴ってしまったのでお母様をお呼びしたまででして…」
A「いいんです!甘やかさないでください!
一度気になると抑えられない性格だからいけないんです!」
陣平「……っ…」
研二「俺はそんなとこも陣平ちゃんの良いとこだと思うけど」
Aの言葉に
傷ついた顔をする陣平
陣平の表情に気づいた研二は
すかさずAに言う
研二「動かなくなった景光ちゃんのプラレール直したり、
母ちゃんのネックレス解いたり、テレビの配線やってくれたり…
陣平ちゃんの何でも気になる性格だから助かってる事もあると思うけど」
研二の言葉に周りのおばちゃんが
「あら、すごい」と感心する
“確かに…言い過ぎた…”
と何も言えなくなるA
Aは一つため息をつくと
陣平と目線を合わせるようにしゃがみ
陣平の手を取って話す
A「陣平…確かに気になる物をとことん追求するのは
陣平の良いところでもある。でもね、まずは周りをよく見て?
でないと陣平が危ない目に合うかもしれない。
だから次からは気になっても周りをよく見て、一度考えてから手にとって。いい?」
陣平「……わかった…」
Aのまっすぐな瞳に
陣平も素直になった
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作者名:砂希流 | 作成日時:2022年7月20日 2時