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樹side
「田中樹さん。お入りください。」
「っ、はい。」
やだやだどうしよう、きょも早く来てよ、って
心の中で泣きべそをかきながら
ギリギリの理性で歯科医の指示に従う。
この椅子も匂いも音も何もかもが苦手なのに……
「小さいの一つだけですね。
痛みもなく今日中に治せますよ〜」
「お願いします。」
空気を当てられて唾液が乾く
少し削ります。なんて言われて大きな音がする
機械を口に入れられ、恐怖で身体が硬直する
時間にしては数十秒、でも俺には長くて
ずっと服を握って目を閉じて耐えた。
痛くない痛くない、まだ大丈夫だって自分で
自分を励ましながら耐えていた。
「削り終えました〜詰め物しますね。
一度うがいしてください」
「はい。」
………………きょも来ねぇじゃん！！
うがいをして再び口を開ければレジンで
削った部位を埋めて、ライトで固めて
無事に治療が終わる
「噛み合わせも大丈夫ですかね？
治療はこれで終わりです〜！」
「ありがとうございました」
会計待ちで待合室に戻ってスマホを開けば
きょもからLINE
まだ待合室？だって
何とか無事に終わったよって返せば
外にいてるから一緒に帰ろうって
確かに大人の付き添いに来ましたって入って
来られても受付の人も困るだろうな。
お金を支払って外に出る。
京本「よかった。大丈夫だったみたいだね。」
「うん、ごめんねきょも。
ここまで来てもらって」
京本「んーん、
でも逃げた分今からお仕置きするけどね」
「えっ…まってぇ、いらない」
京本「ここからだと樹ん家の方が近いから
上がらせてもらうね」
ねぇぇぇほんとやだ
俺の家の近くの歯医者を予約してくれた
�眞呂鬚海辰修蠅蛤┐�
京本「何分遅れていったの」
「……なんでバレてんの、、、
でも3分だけだよ。これはほんと。」
京本「何分逃げたの」
「5分満たないくらい、これもほんと。」
京本「8分かぁ、頑張ったんだね」
所詮徒歩で着く距離
自宅の鍵を開けてきょもを招き入れる
きょもが選んだ部屋は寝室
あぁもう、マジですか……
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名無し69850号(プロフ) - 少年忍者は書けますか？ (8月25日 0時) (
レス) @page25 id: 8b4224fc9d (このIDを非表示/違反報告)
奏雨(プロフ) - ごっちさん» ありがとうございます！時間ある時に書きます！！ (2022年5月12日 21時) (レス) id: d955883132 (このIDを非表示/違反報告)
ごっち - リクエストよろしいですか？７men侍(こんぴ)が予防接種で、泣いちゃう小説が見たいです (2022年5月10日 18時) (レス) id: d23da499a7 (このIDを非表示/違反報告)
奏雨(プロフ) - 順位ついた！やったー！ (2022年4月6日 0時) (レス) id: d955883132 (このIDを非表示/違反報告)
奏雨(プロフ) - Twitter寂しいのでフォローください！フォロバします！この感想欄みたいに勝手に呟いてると思います！気軽にリプでもDMでも話しかけてください！寂しいです！！ (2022年4月5日 21時) (レス) id: d955883132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏雨 | 作成日時：2022年1月31日 23時
