募集企画のキャラまとめそのろく (ページ28)

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【試練】
「自分の欲望には素直になるが良い。ほら、おいで……♡」
特殊な魔法で読書家を誘惑する。ただそれだけの試練であるが、前述した通り、脳喰い虫は魔法の扱いに長けている。自制心云々の話ではなく、そもそも生殖のための機能や欲求を持たないような存在でなければ話にならないのである。ギフトを持っていて、かつ非常に高い自制心を持てば抗う事は辛うじてできる。

【ギフト】
「うぬだけに口づけてやろう。さあ、手首をお出し。怖がるでない、力を抜くのだ……」
・妖精との婚姻
物理的な形を持たない、珍しいギフト。脳喰い虫が相手の手首にキスをする事でこのギフトの譲与が完了する。キスをされた手首には奇妙な紋様が現れる。
このギフトを貰った読書家は特殊な魔法を使えるようになる。キスされた方の腕を対象にかざす事で、星の力の込められた光球を放つ事ができる。追尾機能を持つこの光球は非常に高い威力を持っており、主に対司書の護身用に使われる。
また、このギフトを持つと疲れづらくなり、傷の治りも早くなる。身体能力は上昇し、体力も優れるように。
ギフトの中でもトップクラスに強力なものである。しかしその会得条件は脳喰い虫に気に入られる事なので非常に難しいし、会得できた時には人間として大切なものは壊れ、そして人間の身体では満足できなくなっているだろう。塔の外へ出れば持ち主は一生欲望が満たされず不幸な人生を歩む他なくなる。どれほど高い自制心を持とうとも持ち主はやがて脳喰い虫に依存していき、そしてどれほど足掻こうが最後には脳喰い虫に喰われて死ぬ。
強力であるが、破滅を約束するギフトでもある。ゆえに、知識のためならば死んでも構わないという覚悟を持った者のみがこのギフトを求めている。
持ち主が死亡すると消滅する。

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