【募集企画】小さな兄弟達

【用語集】 ページ2

【大きな砂漠】
この世界は砂漠である。この世界に生きているのはおぞましいどす黒い化け物と、兄弟だけである。空は常に暗く、わずかな星明かりが大地を照らす。ところどころに廃墟が見られる。植物はほとんどない。わずかに沸く汚泥のごとき水のすぐ傍に少しだけ生えているくらい。


【過去の文明】
兄弟達が用いる魔法よりもはるかに発展した魔法が使われていた。文字が生まれ始めてきてはいたが、情報の多くは絵によって伝えられていた。滅びへと向かうまでの記録は観測されておらず、一気に滅んだものと思われる。滅んだ原因は外的なもので、そしてそれは化け物によるものだろうと推察される。


【兄弟】
銀色の髪、銀色か金色の瞳、白い肌を持った子供達の総称。瞳からはかすかに光を放つ。ある日どこからともなく砂漠に現れる。生まれたての兄弟は、多くの場合化け物に食い殺される。旅をしている兄弟達と合流する事で生き延びられる。

五歳から十五歳くらいの人間に近い姿をしているが、人間とは根本的に異なる生命。飲食や排泄、呼吸などを必要としていないが、睡眠はする。性別は個体差があり、男性らしきものから女性らしきもの、果てにはどちらでもあるものやどちらでもないものもいる。

小さな魔法の力を使う事ができる。また、空の化け物から逃れるために旅をしている。総数は相当なものであり、全員で一緒に行動する事はできないため五人から十人ほどの複数の集団でわかれて行動している。

簡素な服にマントといった軽装をしている。靴を履いているものもいるが、そのほとんどは素足。

身体的な成長は見られず、何年経ってもこの世界に現れた時とまったく変わらない外見年齢をしている。

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