140話 ページ44
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五十嵐に連れられるまま、A達は休憩ルームに飾られている"お願いごと"が吊るされたツリーの元へとやって来ていた。
久美母｢お話って何ですか？｣
五十嵐｢...どうして、久美ちゃんがハロウィンをやろうと思ったのか。それは.....お友達のためだったんです。｣
久美両親｢...！｣
五十嵐｢ここに入院している子ども達は、体調管理などの理由から自由に好きなお菓子を食べることが出来ません。
それを知った久美ちゃんは皆にお菓子を食べさせてあげたくて、ハロウィンをやろうと思ったんです。｣
...そうだったんだ.....
確かに入院している人は皆大人子ども関係なく、その人の病状にあった食事が提供される。
健康状態を第一に考えて調理された食事は、確かにお菓子や子ども達の好物からは大きく離れているだろう。
五十嵐｢...病気になったことは確かに辛いことだと思います。でも、ここにいる子ども達は久美ちゃんと出会えて沢山元気をもらえたと思います...！｣
すると久美の母が1枚の願いごとが書かれたカードを見つけ、手に取った。
"みんなのおねがいがかないますように"
"くみ"
それを見た久美の両親は涙を流していた。
五十嵐｢久美ちゃんは、本当に心の優しい子だと思います...！｣
久美の両親は｢ありがとうございます｣と頭を下げた。
...誰よりも、人の心が見える技師.....
そしてその優しさが、患者の心をも癒す...
...私もいつか、五十嵐さんのような人になりたい。
Aは彼の大きな背中を見て、そう誓ったのだった。
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奏奏奏(プロフ) - きぇぇぇぇ！！さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます！ (2019年7月30日 18時) (
レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！励みになります´`* (2019年7月30日 18時) (レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
きぇぇぇぇ！！ - ラジエーションハウスは大好きな作品(？)なので頑張ってください！(？) (2019年7月30日 17時) (レス) id: 5d428d39a9 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 待ってました。これからも頑張ってください。 (2019年7月16日 22時) (レス) id: 869c734d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年7月16日 19時
