131話 ページ35
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別件のカンファレンスを終え、読影室へ戻っていると鏑木の姿を見つけたA。
A｢鏑木先生、お疲れ様です。そちらのカンファレンスの方は...｣
どうでしたか、と続けようとするが鏑木の｢あの男許せませんよ！！｣という声によって遮られる。
A｢...えっ？｣
鏑木｢五十嵐唯織！！カンファレンス中に私の診断にケチを付けたんです！！｣
そう言って彼はかなり苛立った様子で足を進めていった。
Aは鏑木の言葉を聞いて若干苦笑を浮かべた。
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読影室へ戻り、Aは先程鏑木先生が行っていたカンファレンスの患者、若井陽子の造影CT画像をモニターへ写し出す。
そしてガリガリとマウスを回して画像を動かしていく。
A｢...確かに鏑木先生の言う通り虫垂が腫大してる.....けど、これは...｣
Aは腫大部分を睨み、ラジエーションハウスへと向かうべく立ち上がった。
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ラジエーションハウスの扉を通り抜けると、五十嵐と小野寺の姿が目に入った。
五十嵐｢伊東さん...？｣
A｢カンファレンスの件について鏑木先生から聞きましたよ。私も造影CT画像を読影しましたが...虫垂炎にしては虫垂の周囲脂肪織の混濁が無さすぎると思いました。｣
五十嵐｢...！｣
A｢可能性は低いですが...恐らく五十嵐さんもあの疾患だと考えたんですよね？あのーーー｣
A、五十嵐｢｢虫垂腫瘍！！｣｣
同時に叫ぶと、彼はコクコクと頷いた。
A｢やっぱり...｣
小野寺｢混濁って、だからお前あの時...｣
五十嵐｢う、上手く伝えられなくて...｣
五十嵐が苦笑いを浮かべると｢上手く伝えられないって...｣と溜め息混じりに小野寺は呟いた。
たまき｢言葉足らずにも程があるでしょ〜！まずは日本語の勉強したら？｣
五十嵐｢ご、ごめんなさい...｣
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奏奏奏(プロフ) - きぇぇぇぇ！！さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます！ (2019年7月30日 18時) (
レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！励みになります´`* (2019年7月30日 18時) (レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
きぇぇぇぇ！！ - ラジエーションハウスは大好きな作品(？)なので頑張ってください！(？) (2019年7月30日 17時) (レス) id: 5d428d39a9 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 待ってました。これからも頑張ってください。 (2019年7月16日 22時) (レス) id: 869c734d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年7月16日 19時
