129話 ページ33
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A｢久美ちゃん...！？｣
Aは胸の辺りに耳を寄せ、状態を確認する。
目の前の少女は痙攣発作を起こしていた。
急いでナースコールを押して処置に入り始める。
すると数分も経たないうちに2人ほどの看護師が走って来た。
久美母｢久美！？しっかりして！！｣
A｢投薬します...！ベンゾジアゼピンを。｣
看護師｢はい。｣
Aは手早く痙攣の抑制剤を打ち、処置を終えた。
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悠木｢...あれ、安藤先生？どうされたんです？｣
ラジエーションハウスにやって来ると、手前で資料の整理を行っていた悠木に声をかけられる。
A｢...久美ちゃんがまた痙攣を起こしてしまったのでMRIの延期を伝えに来ました。｣
悠木｢...！...そうだったんですね。｣
広瀬｢薬、あんまり効かなかったんですかね...｣
A｢検査も出来ていない状態なので何とも言えませんね...あ、この後のカンファレンスは予定通り行われるようなのでよろしくお願いします。｣
軽く頭を下げると、小野寺が｢あれ？｣と言いながら立ち上がった。
小野寺｢今回のカンファ安藤先生出ないんだっけ？｣
A｢あー...そうなんですよ。別のカンファレンスと重なってて...何かありましたらまた後で伺いますね。｣
そう言うと彼は｢了解｣と言って資料のファイリング作業へと戻っていった。
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鏑木｢患者は若井陽子さん 31歳、女性。右下腹部に痛みを訴え、内科に来ました。
虫垂炎もしくは大腸憩室炎を疑い、造影CT検査を行いました。これがその時の画像です。｣
鏑木先生は一通り患者の情報を伝え終えると、モニターにCT画像を表示させた。
...虫垂炎...？
僕はCT画像を見て違和感を覚え、席から立ち上がりモニター前へと足を進めた。
鏑木｢その結果、虫垂に腫大を確認。虫垂炎と診断し、今後投薬による保存的治療を選択する予定です。｣
じっと僕は腫大部分を見つめる。
...やっぱり、これは.....
鏑木｢...では次の症例を.....な、何やってるんだ？｣
モニター前に立つ僕へ鏑木先生は問いかけてくる。
五十嵐｢この患者さん、もう一度検査した方が良いと思いますよ。｣
鏑木｢...はァ！？.....盲腸だけに、
ボソリと呟いたダジャレに軒下さんがわざとらしく笑い声を上げた。
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奏奏奏(プロフ) - きぇぇぇぇ！！さん» ありがとうございます！これからも頑張っていきます！ (2019年7月30日 18時) (
レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
奏奏奏(プロフ) - レナさん» ありがとうございます！励みになります´`* (2019年7月30日 18時) (レス) id: 681665cbc9 (このIDを非表示/違反報告)
きぇぇぇぇ！！ - ラジエーションハウスは大好きな作品(？)なので頑張ってください！(？) (2019年7月30日 17時) (レス) id: 5d428d39a9 (このIDを非表示/違反報告)
レナ - 待ってました。これからも頑張ってください。 (2019年7月16日 22時) (レス) id: 869c734d75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏奏奏 | 作成日時：2019年7月16日 19時
