出来ちゃった！？ 3【不死川実弥】

お義父さん ページ7

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周りを見渡して
お義父さんは、にこやかに話しかける。

恭「ほぅ！君かぁ煉獄くんは？実弥から話を聞いてるよ？なかなかいい男じゃないかぁ。そちらは、煉獄くんのお父さんですか？いつも息子夫婦がお世話になりまして」

笑顔で煉獄さんのお父さんにも話しかけるお義父さん。

槇「はぁ…。こちら…こそ……」

煉獄さん、煉獄さんのお父さん、
そして実弥は、揉み合ったままの姿勢で
静止してる……


恭「そちらのお嬢さんは……？妹さんかな？」
にっこり鈴さんに笑いかけると、ばつの悪そうな顔をして俯いてしまう。



恭「それにしても……煉獄のお父さん……お宅のお嫁さんは、美人で自慢のお嫁さんでしょう？
しかも二人も女の子の孫なんて、羨ましい限り。女の子はいいですよ？本当に……こんな幸せな事はないですな？この二人の娘さんなら、将来安泰安泰……まあ、うちのAも、自慢の嫁ですがね？ハハハハハ！！」


夢「お義父さんったら……」

お義父さん…すべて分かった上で……。

ありがとう……。


煉獄さんの手がお父さんからゆっくりと離れると、お義父さんに頭を下げる。


杏「お見苦しい所をお見せしまして、申し訳ありません。」


恭「いや……。子どもは……授かり物だ。
どれだけ努力をしても……授からず、苦しんでいる夫婦もいるんだ。それがどうだ？君と、嫁さんの間には、二人もいるのだぞ？こんな贅沢あるか？
性別なんざぁ…関係ない。……二人で大切に育てるんだよ？
そして、命をかけて君の子どもを産んでくれた、詩乃さんと言ったか？彼女に感謝しなさい？」


杏「……はい！」


詩「あ……ありがとうございます！私…立派に育て上げてみせます！」


恭「煉獄さん…これからも、うちの息子夫婦と
仲良くしてやってください。」


槇「こちらこそ……宜しくお願いします…」

煉獄さんのお父さんも、ばつの悪そうな顔をしながら頭を下げた。



恭「さて……可愛い孫が待ってるな？Aちゃん、案内してくれるかい？」


夢「はい！じゃあ、詩乃さん？またね？」


詩「うん！またね？」

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