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お宮参り ページ16



詩乃さんを呼んでくると、一旦奥の部屋へと行く煉獄さんの後ろ姿を見つめていると

「A…お前…さっきから何煉獄ばっか見てンだよォ」

ぼそりと小さかったが、殺気立った声で私に言い、頭上から圧を加える実弥……

ん?あれ?実弥、イライラしてる?
顔を見ると、あからさまに態度に出てる。

「え?あれれぇ?もしかして……
私がかっこいい煉獄さん見てたから
妬いてんの?んふ。」

「ア"ァ"?ンなわけねぇだろォ……それより、さっさと着付けしてこい」

「わわ!こわっ!!冗談だよー。あ、そうだ!
結絆に授乳しないとー」

イライラする実弥の横で、授乳しようとすると、

「あ!おい?ばか!!お前!いきなり脱ぐな!!」

服をめくりあげようとする私の手を押さえつける実弥。ん?何を焦ってんの?
「結ちゃんのお腹満たしてあげないと、着付け出来ないからだよ」

「バカ!煉獄が来たらどーすんだよォ」

あ……そうか。
そんな事気にしてたんだ。
見えないように飲ませる自信あるのに。

「あはは。大丈夫だよ?見えないから」

そういっても気にする実弥。
しかたない。

「そこのカバンの中のスカーフ取って?」

実弥に出してもらい、身体にかけると
結絆に授乳する。
一生懸命飲む結絆を
「可愛い……」そう言いながら見つめていると、
隠すように実弥が座り込む。
まったく……心配症なんだから。

お腹が満たされ、うとうとと眠る結絆を
実弥に預け着付け室に行った。


───


「素敵…。この色……Aさんによく似合うと思ってたの。」

ニコニコしながら私を見る詩乃さん。

「へへ……。戴いた結絆の着物に合わせると、これが一番いいかな?って。」

淡く優しいクリーム色。
私の肌に馴染んでいるみたい。

髪もセットしてもらい、
着付けが終わると実弥と結絆の待つ部に行く。

「実弥?どう?可愛い?結ちゃんの衣装が、映えるように……きゃ!!」

「可愛い…」

気がつけば…実弥は、私をぎゅっと抱きしめていた。
「へへ…」
見つめ合っていると…



杏「ハハハ!!不死川!君はよほどAさんを好いているようだな?」


結「ふ…ふぇ……ん」


煉獄さんの大きな声に驚き結絆が泣き出し、
私と実弥は、ババっと離れ、
あわてて結絆を抱き上げる。

後から来た詩乃さんが
詩「杏寿郎さん!!声!結絆ちゃん起きてしまったでしょう?」


杏「ハハハ!すまんすまん!お二人があまりに仲が良く羨ましくてな?さ、用意も出来た!お宮参りへ行くとしよう」

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えのき(プロフ) - 澪凪さん» みいちゃん大丈夫だよ……亀更新か……兎になるかは気分次第だけど、まだまだ続くと思われます! (2021年8月14日 21時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 環さん» もうそろそろ続編移行します……。ええ、続き、ダラダラ書きます。 (2021年8月14日 19時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)
澪凪(プロフ) - えのきさん» えっ、ちょっえ!?いやだ、打ち切りはいやだあ!10章でも20章でもついていくから打ち切りはいやあああっ! (2021年8月9日 23時) (レス) id: 279a2ef6a9 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - えのきさん» う、打ち切りはいやだよおおお!!私このお話大好きなのっ!!!10章でも何章でもついてくから打ち切りはいやあああっ!! (2021年8月9日 23時) (レス) id: 940f9d3174 (このIDを非表示/違反報告)
えのき(プロフ) - 環さん» や、やっとです……はい、終わる気しません(笑)あははは。もう、いっそ打ち切りにするか……(笑) (2021年8月6日 16時) (レス) id: 9c3da7f4d0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えのき | 作者ホームページ:ありません  
作成日時:2021年7月17日 9時

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