そらるの弟は睡眠と食事をよく忘れる。【歌い手/男主】

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Aside


？｢結果はさっき伝えた通りです。
で“先々月に来るように。”とお伝えした筈ですが？｣


A『はい………すみません。』


今､僕は近くの病院に来ている。
特に持病は無いし､病気にかかったわけでも無い。


ただの定期的な健康診断を受けに来ている。
本当は先々月(7月)に来るよう言われていたのだが､月日感覚が無い僕は完全に忘れていた。

健康診断があった事自体を忘れていたので､彗に遅くなる事を伝え忘れてしまった。

健康診断の結果的には特に異常なし。
視力だけ落ちていた。

まぁ､読者の皆さんは分かっていた事でしょう。
毎日パソコンの前に座って作業していたら､いくら視力が良くても落ちますよね〜。


で､健康診断を忘れていた事に対して､僕は医師に怒られている。ナウ。

笑って怒る人って兄だけだと思っていたけど､ここにも居たか＿＿＿＿と結構失礼な事を考えています。


医師｢本当に失礼ですよ。
先程から心の声が出ていますよ。｣


A『えっ？あははっ､すみませんでした。
それより時間は………あっ！？
急がないと！では失礼しますね。』


特に急がないといけない理由は無い。
でもピリピリとした雰囲気に耐え切れなくなった僕は､医師の話をちゃんと聞かずに診察室を出た。

病院を出て外を少し歩きながら『勘弁してよ。怒るのは兄だけで十分だし。それより早く買い物して帰らないと。』と呟いた。


○○スーパーで買い物をし終えて､スーパーの袋を3袋ぐらい持って帰り道を歩く。

中身は大好きな野菜達と切れていた調味料､安売りしていた牛肉と豚肉などを買った。


家に帰って来ると＿＿＿＿＿兄が驚いた顔で玄関先に居た。

何に驚いているのかとチラッと兄の手元を見ると､彗の姿が見えた。


原因は僕だと察した。
帰って来なかったら兄の元にって言った気がする。


A『あっ………ごめんなさい､兄さん。
彗､僕のスマホに戻って。』


スーパーの袋を持ってリビングに向かいながら､兄の側を通りながら謝った。
兄のスマホの中にいる彗に戻るように言った。

後ろから唖然とした兄の視線を浴びながら､リビングを抜けてキッチンに向かって買って来た物を仕舞って行く。


後ろに兄が立っている気配がある。
あぁ………ガチで怒られる予感がする。


読者さん､助けて〜！(自業自得ですw by.作者)

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