そらるの弟は睡眠と食事をよく忘れる。【歌い手/男主】

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Aside


アニメ(ご○うさ)が流れ始めてから＿＿＿＿僕は1度も目を離す事無く､ずーっとTVを見続けていた。


たまに隣でニコニコ笑顔を浮かべて｢可愛い〜｣と言っている真冬さんの姿を見て＿＿＿＿＿“可愛いのは真冬さんの方では？”と僕は心の中で呟く。


あぁ､このまま時間が止まったらいいのに＿＿＿＿＿そう思っても時間は流れ止まる事は無いけど。


アニメが終わった頃には､時間は23時前になっていた。(夕食は僕が作って真冬さんと一緒に食べた。)

真冬さんと沢山アニメやキャラクターの話してL○NEも交換した。

明日も仕事のようで真冬さんは笑顔で｢またね！｣と言って帰って行った。


ピコンッ！


ズボンのポケットに入れていたスマホが､L○NEの通知音を鳴らした。
画面ロックを開け､アプリのL○NEを開く。

すると兄からで“帰るのは明日になる。”と言う文字が書ったので“分かった。”と送った。


僕はお風呂に入る為､洗面所に向かった。
ふと鏡に映る僕の表情を見た。

真冬さんと居た時は嬉しくて､笑みを浮かべていた顔が＿＿＿＿＿今は無表情になっていた。


鏡に映る僕を見ながら､無表情のままゆっくりと口を動かして＿＿＿＿＿1人で言葉を呟く。


A『可愛い…………って何でしょうか？』


いつもの声で言ったつもりだったが＿＿＿＿＿
発せられたのは感情の無い機械のような声だった。



＿＿＿＿＿＿＿



↓“ねむる”のイメージ画





↓一ノ瀬Aのイメージ画





※イメージ画はhaneさんの“wwwメーカー”を使用させて頂いています。

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